2010年12月25日

サンタクロースと歯?

ハッピー・メリー・クリスマス!

クリスマスには奇跡が起こる・・・なんて言われますが、
奇跡の形は様々。
私の場合、イブですが、かなりラッキーなことがありました。

ここ数日は、スタッフルームや院長室のちょっとした家具を捜し歩いたり、もしていました。
景気低迷のためでしょう、探してみると閉店セールで、7割引〜9割引なんてお店も結構ある。
そこで、小ぶりですが、かなりオシャレな机を発見。
大航海時代の大型船の中の医務室に置いてありそうな机です。(わかるかなぁ?)

前日までは、現品しかないと言われ、すでにそれも売れてしまっていたようですが、
今日、私が尋ねて、あらためて調べてもらうと、倉庫にもうひとつあることが判明。
即買い決定です。
大渋滞を運転し、閉店時間40分前にやっと着いたカイがあった。

まぁ、院長室内で使うものですから、誰かに見せることも無いのですが、
ものすごく気に入ったものが1つでもあると、やっぱり仕事に対するモチベーションが違う!
「チープで華奢なパソコンデスクがあればいいや」と思っていましたが、
ヒトメボレの家具がメチャメチャ安くて、
しかも店員すらも「ナイ」と思っていたものが「買えた」なんて、まさに奇跡。

長い船旅をたった一人で支えるスゴ腕の“いぶし銀”な船医にでもなったかのよう。
(実際の自分の性格からすると、トニートニー・チョッパーかも・・・?
 ・・・わかる人だけ笑ってください。)


そんな奇跡があるクリスマスにちなんだ歯の話をひとつ。



日本では、乳歯 (子供の歯) が抜けると、
永久歯(大人の歯)が、スクスクと、はえるように願いをこめて、
下の歯は屋根に、上の歯は縁の下に投げる、という風習があります。

それが、西洋の風習では・・・
子供たちは抜けた乳歯を、枕の下に入れて眠るそうです。

すると眠っている間に、
【 歯の妖精 】(Tooth fairy, Ratoncito Pérez)が抜けた歯を
コイン ( もしくはプレゼント ) に、換えてくれるのだとか。

実際はサンタクロースのプレゼントと同様、
いつかは「歯の妖精さんなんかいない!」と認識してしまうと、
ちょっとしたトラウマになってしまう場合もあるようで・・・。

まぁ、はえ変わってくる永久歯の
健やかなる育みを願っての行為であるのだから、
両親の思いやりの結果なんですが、
ちょっと苦い体験になってしまうんですねぇ。


そんな、おとぎ話の「歯の妖精」は、
おとぎ話の上でも、サンタクロースと関わっているようで。

「 歯の妖精 」と、サンタクロースに仕え子供たちに配るオモチャを作っている「 小人達 」は、なんでも友達同士なんだとか!

「小人」が作るおもちゃの「人形」には、なんと、「歯の妖精」から譲り受けた、
子供達から集めた歯を溶かして、人形の歯にしているそうです。


・・・初めてこの話を目にしたときは、ホラー的な印象を受けたり、バイオ・サイエンス的な話に思えました。

なんか、日本人形のリアリティを出すために、本物の髪を使う・・・という話のようで、
ホラーでいえば、髪が伸びる日本人形なんて、よくあるでしょ。

お化け屋敷もジェットコースターもダメで、遊園地なんて行きたくない!
なんていう自分ですから、怖さを感じるお話です。

また逆に、歯を溶かして歯を作るなんて、どうやったらできるのか?
現代の先端テクノロジーでも不可能なことですが、もしできるのであれば、
インプラントなんて話にならないほど、歯の再生医療としての道が開けるのになぁ。
(・・・変なところで歯科医師目線で考えてしまいます。)

まっ。素直に思ったことは、
「子供のころ、サンタさんに、人形が欲しいって、お願いしなくて良かったなぁ。」
というところですね。


そんなサンタさんのいる所は、フィンランド!
虫歯予防やキシリトールで有名!?です。
ぜひ、お子様には虫歯対策の歯ブラシの大切さも、お話してあげてください。


ちなみに、15日のAFPによると、
ウォーリック大医学部が、世界中の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けるために一睡もしないでソリを運転するサンタクロースは、医学的な見地から、一般市民への脅威になりかねない。という警鐘を発しました。

世界中の子どもたちにプレゼントを送り届けるためにサンタに与えられた時間は31時間。
煙突から中に入る時間も考慮すれば、1秒あたり約1000キロ移動しなければならない計算に。

激務で疲れたうえ、プレゼントを届けた先で、ツリーの下に感謝のしるしとして置かれたアルコールをチビチビやることだってあるだろう。

サンタは非常に眠いため、注意力は散漫になり、思考能力や記憶力は減退する。
やがて、手綱を握ったまま眠り込んでしまい、ソリは何かに激突するだろう。
このとき他人を巻き込んでしまうかもしれない。

・・・アホな警鐘ですが、彼らは、まじめに言っているのでしょう。

実際問題、師走の忙しさや、年末年始の飲み会、実家への帰省などがある「お父さんサンタ」!
車の運転など、気をつけてくださいね。


ついでに余談も1つ。
DVDも持っているけど、TVで初放送、マイケル・ジャクソンのTHIS IS IT。
やっぱり、鼻水混じりで涙ぐんで見てしまった。

おまけにYMOの曲をカバーした未発表曲があるなんて・・・初めて知った。
今度のアルバム、絶対買うわ。

そーいえば、小室哲哉さんがオリコンチャート1〜5位独占したことを受けて、
マイケルジャクソンが、小室さんの曲を歌うなんて話もあったけど、どーなったんだろ?
(かつての深夜番組「哲にいさん」で言っていたんだよぉ。)

亡くなる2年ぐらい前から妙にMJの曲が聞きたくてしょうがなかったけど、
ショップに行ってもCDが見つからず、
自分の持っているアルバムは、当時何度も聞いて磨り減ったカセットテープだけ。

MJが亡くなったことで、その探していたアルバムのすべてが復刻されるなんて・・・。
と嘆いたのも、1年以上経過してしまった。

たった2曲だったけど、TV上で、THIS IS ITを再現してくれたのはホントにうれしい。
同時に、MJで見たかった・・・と心から思えました。

以前ビートルズ・ジョンレノンの追悼に触れましたが、やはり自分はマイケル世代。
哀悼のレベルが違うなぁ。


机の奇跡とMJ2曲の再現TV。
自分にとって、クリスマスプレゼントとしては、最高にハッピーです。

どうぞ皆さんも幸せを感じる1日でありますように。



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posted by あっぷるいーと いんちょう at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月01日

82歳で歯がはえた?

ウソかマコトか?
イギリスで82歳の総入れ歯の男性。歯がはえてきた?
2010年10月31日の「らばQ」というサイトで気になるニュースを発見。


ジョン・ギブリンさん(82歳)は甘いものが大好きで、若いころにお菓子を食べすぎて20代の内に全ての歯が抜け落ちてしまう。

それからずっと「入れ歯」生活。

およそ50年経ったある日、入れ歯に違和感を感じ痛みも伴ったため、歯科医を訪ねてレントゲンで確認してみると、なんと門歯(前歯)であることが判明。

80歳を過ぎて「歯がはえてきた!」



・・・もしこの記事を読んで、「私もいつか歯がはえてくるかも?」と期待した方がいたらゴメンなさい。

もしも「抜き損じ」でないならば、おそらくこれは、【過剰歯】というものでしょう。



過剰歯の発生頻度は約3%で、30〜40人に1人の頻度で見られます。

過剰歯は女性よりも男性に多く、また、そのほとんどが上の前歯部にできます。
しかし、女性や臼歯部に過剰歯が出現することもあります。
(親知らずのさらに奥にはえるものもあります・・・実際に抜いたことがありますから。)

過剰歯は普通の歯と違い、きれいに生えてくることはあまりなく、ほとんどの場合は骨の中に埋まったままの状態か、歯茎から頭だけが出たような状態になります。


過剰歯の形は、正常に近いものから退化傾向により不完全な形を示すものまでさまざま。


基本的に過剰歯は抜歯します。


過剰歯のできる原因は、はっきりしていません。

人間が進化する過程で徐々に失われてしまった歯が突然再び現れた結果であるという説。

遺伝的要素、外傷によって形成初期の歯胚が分割してしまった結果という説。

さまざまな説があげられています。


もっとも82歳で過剰歯ができた? なんてとても珍しいことです。

もし定期的に歯科医院に通われていたのなら、レントゲンなどの記録があるでしょう。
どうはえてきたのかがわかるでしょうから、ぜひ見てみたいものです。



ただ、イギリスの医療制度を日本と同じと考えることはできません。

自費しか行わないプライベートという仕組みの歯科医院では、治療の質もよく、予約がすぐに取れますが、治療費が全額自己負担となるので、とてつもない金額の治療費を請求されることも多いといいます。

日本の保険制度のようなNHSという仕組みでも、歯科の場合、治療費の8割程度を支払うのだそうですし、その登録にも半年以上、登録患者数が多い場合には、受け入れを拒まれます。

治療予約をしても2週間〜数カ月〜数年以上かかることもザラだといいます。そのうえで、腕も態度も悪いと悪評判なのだそうです。

イギリスでは、歯医者での治療があてにならないため、自分でペンチで歯を抜く人がかなりの数でいるという調査結果もあるそうです。

(日本で開業されている歯科医師で、外国の方を多く受け入れている人の話を聞いたことがありますが、「自国の保険制度や自費制度で治療を受けるよりも、日本の自費治療を受けたほうが良い」と言われる外国人のほうが圧倒的に多いのだそうです。)


もしこの82歳男性が、自分でペンチで歯を抜いていたとしたら・・・?
・・・抜き損じで、歯が途中で折れ(破折歯)、残った根っこ(歯根)が何年も経ってから出てくるってことは結構多く見られます。




「この82歳の男性は、一本の前歯だけでは入れ歯と干渉してしまうため、取り除くことになっており、新しい前歯が何もない歯茎の真ん中に生えたことから、恥ずかしいと感じているようです。」


「新しい前歯」という記事表現が正しければ、過剰歯の可能性が高く、そうでないなら、抜き損じの破折歯の可能性が高い。
それらの仮説が否定できたのなら、自然に「新生された歯」という大発見かもしれません。

・・・もっともそんなことがあれば、もっとビッグニュースとして、少なくとも歯科業界はもっと騒いでいるでしょう。
歯科の再生医療研究は、どん詰まり状態・・・なかなか進展せず、手を引いた大学もかなりあるのですから、このニュースが自然に「新生された歯」であれば、研究対象として放置するはずがないでしょう。



歯がはえたことで、
「家族は2度目の子供時代が来たのではと、ギブリンさんをからかっている」という部分では、

・・・日本人は見た目よりも若く見えることを良しとしていますが、
多くの諸外国では、「若く見える」という評価=「侮辱している」と受け取られます。

年齢通りに「歳を重ねている」ことを良しとする文化において、乳歯から永久歯にはえ変わるころまで若返った?・・・という表現をされることは、侮蔑に近い扱いなのかもしれません。

だからこそ「恥ずかしい」と感じているのでしょう。



様々な意味で、世界観の違いを考えさせられるニュースだなぁ!と感じます。



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posted by あっぷるいーと いんちょう at 12:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 歯の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする