2012年10月04日

レ・ミゼラブル・・・意思は行動が作る。

people do not lack strength,they lack will.
レ・ミゼラブルの作者でもあるビクトル・ユーゴーの言葉だそうだ。
「強さに欠けているのではない、意志を欠いているのだ」

やっていれば遂行することができる強さはある。
でもやるまでの意志が弱く始めることができない。
・・・そう読み変えてみると自分に当てはまることはいっぱいある。

以前読んだ脳科学の本によると、
人間の脳は、「動こう」とする「意志を発するより」も先に、
「動く」という「行動をとる命令を出す」のだそうだ。

ちなみに数年後、明石家さんまさんの、
ほんまでっかTVでも同じことを言っていた。
(結構あっさり終わった印象があるので記憶に留めていない視聴者も多いかもしれないが)

・・・毎回チェックしている番組ではないので、
ほかにどんなことを言ってるかまでは知らないのだが、
事前に知ってる内容が、ふと話題にのぼると記憶に定着しやすいものだ。
これも脳科学では定説らしい。


あれもしたい、これもしなくちゃいけない。
気がつくと、何もしないまま数日が経過し、
やりたかったことも、他のやりたいことに上塗りされて忘れていく。
それらすべては、動いていないから起こる当然の結果であろう。



歯科治療においては
「ここで噛んでね」
「ここを舐めようね」
「ここを気をつけて磨くようにしよう」
「こうマッサージするんだよ」
・・・できるだけ行動に移しやすい言葉を選ぶようにしている。

ほとんどの病気は「生まれながら持つ」ことは『ない』!
(遺伝性などと、それ以外のものでは、後者の方が多いのだ。)

「今までの生き方」に原因があって、発生してしまったものがほとんどといえる。
(それを後天性疾患という)

予防は、医科でも歯科でも保険治療には含まれない。
けれども、その原因を探り改善することは、医療行為でなければならないと思う。

しかし、後天性というのは、治療の対象と考えるとやっかいだ。
習慣も価値観も、積み重ねでガチガチに固まってしまっていることに、
正しくとも、今までと全く異なることをインプットすることは、
いきなりできるものではない。

たとえば想像してみてほしい。
朝寝坊が習慣付いた大学生が、
就職を期にいきなり朝活を始められるだろうか?

ベジタリアンに肉を食べさせることはできるだろうか?

同じように、直してほしい習慣を変えるのに、
抵抗の大きな改善を推し進めるべきではない。
ちょっとずつ、行動に移しやすいことから始めていく。

「行動することでしか、意識は生まれない」のだ。

来院するという行動をとる時点で、
患者さんは「良くしたい」という意志がある程度以上はある。
だからこそ、
それをどう行動に移行させ、継続させ、病気になってしまった原因を治すのか、
も医者の腕の見せ所だといえよう。

そして、ステップを踏んで良くしていくことが大切なのだ。

基本的に、ちゃんと改善できるヒトはそんなに多くはない。
定期的に来院して長期的にアプローチできるヒトだけが、確実な成果が出ている。
行動することで意志が生まれているのだ。
行動することで生じた、良くなりたいという意志の強さはハンパない!
行動するヒトだけが、良くなれるのだ。

だから、医者や病院の雰囲気って大切。
エリートばった腕自慢ってだけじゃ、原因までは治せない。
癌だって心筋梗塞だって虫歯だって繰り返してしまう。
寄り添いながらも正しく導くルートを見つけ出せる環境を作り出せることが、
本当に難しいのだ。

・・・だって、病院って、何もなければ行きたくないところだもんね。

そんな価値観を、
どう、治療という行為を介した上で払拭できるのか、が難しいのだ。

「身体にイイと言うことはわかっているのだけれど・・・」

食生活や運動、日常習慣を大きく変えることって簡単じゃない。
時間や費用、様々な制約が起こる。
だから、「ながら」でできることから始めよう。
「ながら」でできるような簡単なことから。

行動を始めることこそが何よりも大切なのだから。


・・・というのも、
たとえば英語なら、ある程度のレベルに達するのには
8000時間かかるという。
毎日24時間やって1年近くかかるということだ。
1日1時間なら22年かかることになる。

筋トレだって
効果が出始めるには3カ月はかかる。
停滞期がありつつも、継続しなければ衰える。

では、行動しなければどうだろう?

私の場合、洋楽ならカラオケで20曲ぐらいは歌える。
でも、意味を理解していないから、英会話は全く出来ない・・・。
ちゃんと英会話ができるようになりたいなら、
単語も文法も学習しなければダメなのだ。

いつかは、やらなきゃなぁ・・・
とは思うのだが、
ブックオフとかで、単語帳とか買ってみるのだが続かない。

でも、歌える洋楽の意味を覚えることのほうがはるかに簡単だ。

学生時代、教師から、
歌詞は、スラングや文法のおかしな口語表現も多いので、
英語の学習には使うな・・・と言われたことがある。

受験英語ならそうかもしれないが、
英語学習のとっかかりとしては、ありだと思う。

教師の言葉を真に受け、つまらない教科書と向き合うだけだから、
苦手意識しか生まれなかった。

今の自分の状況を底上げするためには、
とっかかり易いところから始めるのは、ありなのだ。
いきなり、一般的に正しい王道を進む必要はない。

出来るところから、改善すればいい。
やらないことが何よりも悪いのだから。

レ・ミゼラブル
原題 Les Misérables は、「悲惨な人々」「哀れな人々」の意味である。
・・・そうならないためにも、考えるより行動を。

勉強の秋、運動の秋、食欲の秋、芸術の秋・・・
何を始めるにも秋は、いい季節です。



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posted by あっぷるいーと いんちょう at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月24日

歯科検定の話

秋分の日が過ぎたとたん急に寒くなりましたね。
以前より、意外と秋って病気が増える時期なので、
そのことについてブログを書こうかなって思っていたのだけれど・・・

TVでミヤネさんがやっちゃった・・・
それもついさっき。
それも初耳のセプテンバーリスクってキーワードに載せて。
たぶん、この番組で作った用語じゃないのかなぁ?
でも、私が言いたかった内容よりも多くのことを報道してたし、
何かそれに乗っかった形になるのもねぇ。

と、何を書こうか悩みながらブログを開いてみると、
なんだこれ?

全体枠で585位。
生活カテゴリーの中の42万を超えるブログの中で54位って?

そんな人気になるわけもない内容のブログであることは
自分が一番よく知っている。
今月は、少なかった先月分を埋めるかのようにがんばってみているのだが、
そんなに心待ちにしてくれている人が多いというわけでもなかろう。
最近わかったことだが、スマホでブログを見てみると、
タイムラグが発生するようで、
更新日より3日以上は新しいブログが読めなかった・・・。

いったい何が起きたのか?
アクセス解析を開いてみると・・・

1年前に書いた「新撰組や徳川幕府と虫歯」のアクセスが
17日に1000を超えて、18日でも600近い・・・。
この回のブログは毎月必ず誰かが見てくれてる
検索ヒットされやすいタイトルだったみたいなんだけど、
ちゃんと読んでくれた人ならば、
他のページにも飛んでくれることが多いのだが。

あきらかにこのページだけの人が1000人以上。

気になって調べてみたら、たぶんこのせいだ!

2012年9月17日、第二回 新撰組検定。

4級3800円〜1級7800円で受けられるそうだ。
ちなみにスピンオフとして斎藤一検定もあるそうだ。

ちょっと、がっかり。

システムエラーでも起きたのか、
何かのきっかけで人気でも出たのか、
・・・ちょっと後者にも期待があったのだけれど・・・
まぁ、そんなもんだよね。

そこで、気を取り直して今回のブログは、

「歯科検定試験」

を作ってみよう。
○・×で答えてみよう。

Q1:ムシバ菌は誰もが口の中に持っている細菌である?

Q2:歯周病の原因や悪化させる要因となるものには、
   不衛生な口内環境というだけではなく、
   ストレス・糖尿病・高血圧・喫煙・ホルモンバランスの乱れ、ビタミン不足
   などもある?

Q3:日常生活で顎関節症が引き起こされる原因の中には
   会社での仕事や子育てに関わってくるものがある?

とりあえず「歯科の3大疾患」についてのさわりを
注意喚起の意味も込めて、問題形式にしてみました。
ちょっと難しいかな?

実は「歯科検定」って実際にあるんです。
愛知県の歯科医師会が主催する一般向けのモノ。
ネット上でも無料で出来ますし、合否もすぐわかるので
試してみてはいかがでしょうか?

せっかく予防意識を高めてほしいという意向で作られているのでしょうから、
もうちょっと、面白い仕掛けを作るといいのになぁ・・・
っても思うけど・・・

それじゃ、回答。

A1:×
最初からヒトの口腔内に存在しているのではなく、
口移しや食器の共有などによって、感染者の唾液が口に入ることによって感染する。
だから母子感染ともいわれる、後天的な感染症である。
代表的な菌の名前は Streptococcus mutans(ストレプトコッカス ミュータンス)

A2:
歯周病の細菌感染が血液に入り込み心筋梗塞などを引き起こすことがありますが、
逆に身体の状態が悪いために、
歯周病になりやすくなってしまっている人も多くいます。

A3:
顎関節症は歯の噛み合わせが原因になっていることが多いですが、
長時間のパソコンのマウス操作や子供との「抱っこ」や「手つなぎ」などの
影響から、身体が歪み、噛み合わせがズレ、顎関節症になることも多いです。

くわしくは、ブログ内でもやることがあるでしょう。
でも、来院患者さんにお話しするように、「その人」に合った内容は
「その人」にしか当てはまらないのでブログじゃ書けません。
だから一般的な多くの人に当てはまることしか書けません。

癖、日常生活、病気、歯並び、歯の修復レベル・・・
いろんな要素が入り混じって口内環境は維持されます。
その要因を正しく見つけ出さないと、予防には結びつかないので
自己判断しかされない人ほど、気をつけましょう。




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posted by あっぷるいーと いんちょう at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月25日

サンタクロースと歯?

ハッピー・メリー・クリスマス!

クリスマスには奇跡が起こる・・・なんて言われますが、
奇跡の形は様々。
私の場合、イブですが、かなりラッキーなことがありました。

ここ数日は、スタッフルームや院長室のちょっとした家具を捜し歩いたり、もしていました。
景気低迷のためでしょう、探してみると閉店セールで、7割引〜9割引なんてお店も結構ある。
そこで、小ぶりですが、かなりオシャレな机を発見。
大航海時代の大型船の中の医務室に置いてありそうな机です。(わかるかなぁ?)

前日までは、現品しかないと言われ、すでにそれも売れてしまっていたようですが、
今日、私が尋ねて、あらためて調べてもらうと、倉庫にもうひとつあることが判明。
即買い決定です。
大渋滞を運転し、閉店時間40分前にやっと着いたカイがあった。

まぁ、院長室内で使うものですから、誰かに見せることも無いのですが、
ものすごく気に入ったものが1つでもあると、やっぱり仕事に対するモチベーションが違う!
「チープで華奢なパソコンデスクがあればいいや」と思っていましたが、
ヒトメボレの家具がメチャメチャ安くて、
しかも店員すらも「ナイ」と思っていたものが「買えた」なんて、まさに奇跡。

長い船旅をたった一人で支えるスゴ腕の“いぶし銀”な船医にでもなったかのよう。
(実際の自分の性格からすると、トニートニー・チョッパーかも・・・?
 ・・・わかる人だけ笑ってください。)


そんな奇跡があるクリスマスにちなんだ歯の話をひとつ。



日本では、乳歯 (子供の歯) が抜けると、
永久歯(大人の歯)が、スクスクと、はえるように願いをこめて、
下の歯は屋根に、上の歯は縁の下に投げる、という風習があります。

それが、西洋の風習では・・・
子供たちは抜けた乳歯を、枕の下に入れて眠るそうです。

すると眠っている間に、
【 歯の妖精 】(Tooth fairy, Ratoncito Pérez)が抜けた歯を
コイン ( もしくはプレゼント ) に、換えてくれるのだとか。

実際はサンタクロースのプレゼントと同様、
いつかは「歯の妖精さんなんかいない!」と認識してしまうと、
ちょっとしたトラウマになってしまう場合もあるようで・・・。

まぁ、はえ変わってくる永久歯の
健やかなる育みを願っての行為であるのだから、
両親の思いやりの結果なんですが、
ちょっと苦い体験になってしまうんですねぇ。


そんな、おとぎ話の「歯の妖精」は、
おとぎ話の上でも、サンタクロースと関わっているようで。

「 歯の妖精 」と、サンタクロースに仕え子供たちに配るオモチャを作っている「 小人達 」は、なんでも友達同士なんだとか!

「小人」が作るおもちゃの「人形」には、なんと、「歯の妖精」から譲り受けた、
子供達から集めた歯を溶かして、人形の歯にしているそうです。


・・・初めてこの話を目にしたときは、ホラー的な印象を受けたり、バイオ・サイエンス的な話に思えました。

なんか、日本人形のリアリティを出すために、本物の髪を使う・・・という話のようで、
ホラーでいえば、髪が伸びる日本人形なんて、よくあるでしょ。

お化け屋敷もジェットコースターもダメで、遊園地なんて行きたくない!
なんていう自分ですから、怖さを感じるお話です。

また逆に、歯を溶かして歯を作るなんて、どうやったらできるのか?
現代の先端テクノロジーでも不可能なことですが、もしできるのであれば、
インプラントなんて話にならないほど、歯の再生医療としての道が開けるのになぁ。
(・・・変なところで歯科医師目線で考えてしまいます。)

まっ。素直に思ったことは、
「子供のころ、サンタさんに、人形が欲しいって、お願いしなくて良かったなぁ。」
というところですね。


そんなサンタさんのいる所は、フィンランド!
虫歯予防やキシリトールで有名!?です。
ぜひ、お子様には虫歯対策の歯ブラシの大切さも、お話してあげてください。


ちなみに、15日のAFPによると、
ウォーリック大医学部が、世界中の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けるために一睡もしないでソリを運転するサンタクロースは、医学的な見地から、一般市民への脅威になりかねない。という警鐘を発しました。

世界中の子どもたちにプレゼントを送り届けるためにサンタに与えられた時間は31時間。
煙突から中に入る時間も考慮すれば、1秒あたり約1000キロ移動しなければならない計算に。

激務で疲れたうえ、プレゼントを届けた先で、ツリーの下に感謝のしるしとして置かれたアルコールをチビチビやることだってあるだろう。

サンタは非常に眠いため、注意力は散漫になり、思考能力や記憶力は減退する。
やがて、手綱を握ったまま眠り込んでしまい、ソリは何かに激突するだろう。
このとき他人を巻き込んでしまうかもしれない。

・・・アホな警鐘ですが、彼らは、まじめに言っているのでしょう。

実際問題、師走の忙しさや、年末年始の飲み会、実家への帰省などがある「お父さんサンタ」!
車の運転など、気をつけてくださいね。


ついでに余談も1つ。
DVDも持っているけど、TVで初放送、マイケル・ジャクソンのTHIS IS IT。
やっぱり、鼻水混じりで涙ぐんで見てしまった。

おまけにYMOの曲をカバーした未発表曲があるなんて・・・初めて知った。
今度のアルバム、絶対買うわ。

そーいえば、小室哲哉さんがオリコンチャート1〜5位独占したことを受けて、
マイケルジャクソンが、小室さんの曲を歌うなんて話もあったけど、どーなったんだろ?
(かつての深夜番組「哲にいさん」で言っていたんだよぉ。)

亡くなる2年ぐらい前から妙にMJの曲が聞きたくてしょうがなかったけど、
ショップに行ってもCDが見つからず、
自分の持っているアルバムは、当時何度も聞いて磨り減ったカセットテープだけ。

MJが亡くなったことで、その探していたアルバムのすべてが復刻されるなんて・・・。
と嘆いたのも、1年以上経過してしまった。

たった2曲だったけど、TV上で、THIS IS ITを再現してくれたのはホントにうれしい。
同時に、MJで見たかった・・・と心から思えました。

以前ビートルズ・ジョンレノンの追悼に触れましたが、やはり自分はマイケル世代。
哀悼のレベルが違うなぁ。


机の奇跡とMJ2曲の再現TV。
自分にとって、クリスマスプレゼントとしては、最高にハッピーです。

どうぞ皆さんも幸せを感じる1日でありますように。



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posted by あっぷるいーと いんちょう at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする