2020年01月06日

2020年1月の予定&プライマリ・ケアとは

2020年1月の予定

6日から通常診療(5日まで正月休みです)

14日(火)19:00終了
20日(月)19:00終了
24日(金)16:30終了
27日(月)18:30終了
28日(火)19:00終了
29日(水)19:00終了

30日(木)テンミリオンハウス月見路にて
顎関節症に関する市民向け講演会の演者をやります。
市報に小さく載りますので、お時間があれば是非。
(ガンバってただいまスライド鋭意製作中です)

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プライマリ・ケアという言葉をご存知でしょうか?
医療関連だけに特筆するなら
緊急対応だけでなく、
身近にあって何でも相談に乗ってくれる総合的な医療を提供し、
健康診断結果をもとにその人に会ったアドバイスなどもする
専門医・総合医のことです。
そして医科だけでなく歯科にも当てはまります。

患者さんの抱える様々な問題にいつでも幅広く対処できる能力を持つ
「何でも見る専門医」とも言われています。

よく大学病院などの専門科所属の専門医と比較して
町医者のような子供からお年寄りまで広く携わる医者をさします。
町医者の中にも専門医あがりの人もいますので
特化しやすい分野は違いがありますが。

そこで診断した結果、例えば入院・手術などが必要と判断すれば
必要な専門科へ紹介することも大事な役割の一つです。
そのためには診断できる幅広い専門知識が要求されます。
研鑽を積みあい、必要に応じ相談できる仲間が多い事も要求されます。
専門科とのパイプもあった方が何かとスムーズでしょう。
医師会や歯科医師会との連携が発揮される場だともいえます。

予防という観点も役割の1つ。
悪い生活習慣を見抜き注意を促すことで
悪化させない治る身体に誘導してあげることが必要となります。
それには誰よりも患者さんのことを理解したうえで
標榜科目以外にも広く深い見識を持ち多角的アプローチで
持続的に携わるコミュニケーションが要求されます。
イベント時の無料歯科健診なども
早期発見につながる健診ですのでご活用ください。

それでも完全に治せる病気は決して多いわけではありません。
たとえ治癒できない場合においても
進行を遅らせたり、痛みや苦痛を緩和して
平穏に暮らせるようなコントロールすることが必要になります。
ターミナル・ケアなどの終末期医療においては
特に重要視されるスキルが要求されます。

この2つに関しては、ただの歯医者さんでしかないと難しい能力です。
知識だけでなく経験も成功体験も積み重ねていった上で
自身の専門科といかに絡めていくかの創造力も必要になってきます。
個々のクリニックなどでも考え方の相違がありますので差がでる内容です。

「揺り籠から墓場まで」幼少期からお亡くなりになるまで
近年では「胎児から」「お母さんのおなかの中から」
「後世へ続くその先の未来まで」
とも言われるようになりましたが
言葉で言うほど簡単なことではありません。
その裏には、支えられるだけの能力がワンサカと要求されます。

ただそれは患者さんのためだけでなく
医師、歯科医師の支えにもなっています。
引退を考える年代の先生のお話を聞いてみても
患者さんに支えられて頑張っていかなきゃと思える
と答える方々の多い事。

誰かを守ってあげたい思いが、
いつの間にか自分も守られている実感となっていく、
そんな優しい世界がプライマリ・ケアの未来にはあります。
高齢となっても切磋琢磨しようと頑張る方々がいます。

それが地域単位で起こる事が本当のプライマリ・ケアになります。
医療・介護・福祉・保健、
一般家庭から専門家や行政まですべての連携が取れること。
誰もが暮らしやすい街になる事って
皆が優しくいられることなのでしょう。

私は歯科医師会に所属していますから
特に実感しますよねぇ。
個々で出来る事だけじゃなく、皆で成し遂げ
もっと大きく街ぐるみでの幸せになる。
行政の人達も一生懸命ですし、
特養や障害児施設の人達、テンミリオンハウスの人達など
支える側の人達も、本当に真剣な街です。

長年、住みやすい街にランキングされる吉祥寺ですが、
オシャレスポット、利便性の高い街、などの外向的アピール
の方が目立つでしょうが、
いかに縁の下の力持ちが多いか、
皆誰かの支えになる事で誰かに支えられているという
内面的部分も大きい街だなぁと実感しますねぇ。

単なる一家言的な意見ではありますが。

今年2020年で、あっぷるいーと吉祥寺歯科は10年目を迎えました。
患者さんとしては数千人規模を診たことになります。
楽器関連で年1回しか会わない名前は知らないけれど
打ち上げで一緒にお酒を飲んで笑い合う友達は100人を超えました。
同様に顔なじみ程度の知り合いも100人ほど。
歯科医師会メンバーも100人ほど。
お店の常連仲間も50人ほど。
顔なじみになったお店も数十軒はあるでしょうか。
歯科医師会関係で知り合った行政の人や三鷹歯科医師会、
武蔵野市医師会、薬剤師会なども100人近いでしょうか。
全く知らない土地に来てから10年で数千500人ほどの知った顔が
増えた街です。

楽しみ方は人それぞれかもしれませんが、
仕事とは無関係で、年齢性別も関係なく
話し笑い合える間柄の友人が10年で数百人にも増やせる街なのは
吉祥寺の魅力なのだと思います。

今後10年で友人が千人に増えるわけではないでしょうが
楽しんで過ごせるだけの街の雰囲気は大事にしたくなります。

まぁ、歯科医師会の理事とかもやっていると忙しさは倍増しますが、
仲間感が高いと、疲れるけれど楽しいって言えるでしょう。
皆して仕事終わりに2時間以上会議して、皆でご飯いって、
それでも大笑いしながら話すことは尽きなくて。

楽器も練習する時間もないのにステージの回数は増え、
そういう時じゃないと会わないやつにも会いたくて、
1年ぶりの成果を見せ合ったりして。

なんかそういう友人関係を
「友達」とは呼ばない人も多いかもしれませんが、
「仲間」なんですよねぇ。実感的に。

もう今以上の忙しさは肉体的・物理的に無理でしょうけれど
そのすべてを「大変だけど楽しい」と言えるのだから
今年も頑張っていきたいと思います。

街が、人が、自分を支えてくれているし、
その自分が、患者さんの支えになっているなら嬉しい限り。
その人が誰かを支えて、他の人も幸せを感じる。

そんな関係が「地域としてのプライマリ・ケア」であり
誰もが出来る事だったりします。
誰かに優しくしたら、それはもうプライマリ・ケアです。

プロフェッショナル・ケア
アフター・ケア
ターミナル・ケア
様々に続く第一歩は、本当に簡単なことから始まっています。

是非、初詣には世界平和も祈っておきましょうか。
そしてちょっとしたことでも毎日誰かに優しさをあげられるよう
行動したら、どこかで何か良いことが起こっているかもしれない
って想像しましょう。
コンビニレジの募金箱に毎日1円入れるだけで1年365円になります。
これはユニセフで考えれば10本分の「はしか予防ワクチン」になるわけです。
子供の命を救っているかもしれない労力は1日1円程度でもかなうわけです。

あおり運転や高速逆走、自分本位な事件が多い世の中です。
事件にならないだけで、歩行者や自転車でも「ゆずり合えない人」が
増えていますよねぇ。
欧米化するのが正しい風潮になってきましたし仕方ないのかもしれませんが
心が折れそうなときに支えになるものがない環境になってしまうのは
悲しい事に思います。

なんとなく書きながら
漫画・ワンピースの
エースを失って乱れるルフィにジンベイが導いた言葉
「仲間がいるよぉ」
のシーンが思い浮かんできました(笑)。

ということで今年も頑張りますので
皆様も健やかにお過ごしください。


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posted by あっぷるいーと いんちょう at 11:00| Comment(0) | 歯の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月08日

2019年11月の予定&歯の着色から考えること

2019年11月の予定

8日(金)18:30終了
12日(火)18:30終了
25日(月)19時終了
26日(火)18時30終了
29日(金)18時終了

10日(日)は武蔵野市役所で青空市が開催されます。
無料歯科健診のブースも立ち上げていますので
ご活用ください。

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さて子供たちのハロウィン仮装行列も終わり
いよいよ年末の足音も近づいてきましたねぇ。

忘年会にはまだ早いという人もいるでしょうが
もう始まりだすという人もいるでしょう。
日ごろの仕事、業務に輪をかけて
増える人の輪の関係。
なかなか忙しさも増すでしょうね。

そんな時期だからこそ、
飲みっぱなしにはしないでね。
とクギを刺しておきたいところです。

まずは写真を添付しておきましょう。
ただの数年前にフランフランで買った
プラスチックのカップです。

Screenshot_20191108-134004_Gallery.jpg

基本的に紅茶を飲むことが多いので茶渋ですが、
たまにはコーヒーにも使うのでコーヒー渋も
混ざっているかもしれません。

同じように毎日食器用洗剤とスポンジで洗って
乾かして帰るのですが、
2つのカップにこのような違いが出るのは
なぜだかわかるでしょうか?

ちなみに洗い方の差はないです。

片方は、ティーパックを1杯分抽出したらすぐに捨て、
その後は白湯や水を飲む。
もう片方は、いつまでもティーパックを付けたまま足し湯する。
という違いの結果です。

着色成分をいつまでも放置しておくことで
色素沈着量はここまでの差がでます。

歯の着色も同じで、
着色成分が付着したままいつまでも放置すると
このような色素沈着になってしまいます。

さらに「くいしばり」がプラスされると
頬や舌が歯に密着するので
「煮物の落し蓋」と同じように
染み込め染み込めと働き
より色が増えます。

さらに「歯磨き」で唯一除去作用がある
「毛先」をつぶしてしまう磨き方ばかりしてしまえば
15分磨いても全然落ちません。

また「くいしばり」続けると
唾液も出なくなるので再石灰化されず
エナメル質が溶け凸凹になり
汚れが取れない、
エナメル質が薄くなるので、黄色人種特有の
黄色い象牙質が浮き出てくるので
黄色っぽいがに見えてきて
より一層汚らしくなります。

残念ながらエナメル質を厚く治す方法はありません。
結局かぶせもの、作り物で
綺麗な見た目にするしかないのですが
「くいしばり」の結果、顎関節の骨変形も起こってしまい
削れてしまった「短い歯」にしか治せない
という状況も多い。

ホワイトニングという言葉も微妙で
着色落とし剤が入っているものを呼ぶ場合と、
エナメル質をミクロレベルで粉々にして
象牙質を透けにくくするという効果を呼ぶものの
2種類がありますが、
先述のどの状況かによって意味も違えば、
それすらも効果がないということも起こります。

人間の歯は、カップよりも構造も複雑で
そのさらされる環境も多岐にわたります。
また、カップのように高濃度のキッチンハイターに
浸しておけばよいというわけでもありません。

着色に気付いたら、そこから何を治さなければいけないか
自分で出来る事、やらなければならないことは何か。
という改善方法を実践することが
数年先の手遅れ状態を未然に防ぐ唯一の予防策になります。

見た目の問題だけでなく、その先の問題も見据えて
対応を考えることをお勧めします。

また、わかりやすく茶渋を導入部分としてお話ししましたが
お酒だろうが、食べ物だろうが、同じこと。
わかりやすいのが茶渋というだけの話です。

磨き方、くいしばり、顎関節症。
様々な要因が絡み、虫歯や歯周病も関係してきます。

年末に差し掛かる時期。
特にお気を付けください。

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posted by あっぷるいーと いんちょう at 13:45| Comment(0) | 歯の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月03日

2019年9月の予定&駄文:価値観の違いのジレンマ

2019年9月の予定

9日(月)18:30終了
10日(火)19:00終了
13日(金)19:00終了
24日(火)19:00終了

比較的落ち着いた1か月となりそうです。

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まだ落ち着きませんが今年も暑い夏でした。
そろそろ和らぎそうな気配がしてきていますが
微妙な湿気は、気温よりも私には厄介です。

アンダーシャツがサラッとしている。
汗ばんでも身体に貼り付かない。
そんな奴をここ何年も愛用していたのですが
とうとう生産中止になってしまいました。
実に残念。
今後どうしようかと悩む日々です。

冷感シャツなるものも試しましたが
初めは良いが、ずっと着ていると体温の方が勝る。

だからアンダーシャツはずっとサラっとしているものを。
その上から羽織るシャツは冷感タイプを。
(できるだけ汗染みもしないやつならなおOK)
という組み合わせが自分的にはベストでした。

ちなみに直射日光がひどい時には帽子もかぶるのですが
麦藁のような素材のハットタイプが多いです。
これも汗染みるので、中も外も防水スプレーをかけて
かぶっていたりしました。

1年中似た様な素材を着ているので
自分の服のイメージとして一定層には定着しちゃっています。

自分の服選びはデザインより機能優先です。
一番は入るサイズの中から。という前提条件が付きますが。

そういう意味では、多くの人々とは逆行するでしょうか。


デザインと機能・・・
造形美と機能美という話になると
職業病でしょうが、すぐに思いつくのは
まさに歯の話になってしまいます。

歯の相談を受けるとき、
「見た目」と「噛めること」の両立で相談されることが多いですから。
状況・条件次第で出来る事は限られてしまいますが、
意見として言ってもらうことは自由ですし、
その方がこちらとしても
どう治そうかイメージしやすいので助かります。

ただその意見が自分で支離滅裂と気付いていない人には
どうにもならないこともあります。

例えば
「前歯の先端同士で噛みあうようにしたい」
と相談されたとしましょう。

一般的には
上の前歯が前に出ていて
下の前歯が奥に引っ込み、
上下前歯はわずかに重なっています。

お蕎麦などを噛み切るときに
下顎を前にずらして
前歯で噛み切ることはしますが、
普通に噛んでいる状態で
前歯の先端同士が噛み合うことは
今後色々な弊害が生じる危険性が高まります。

先っぽ同士で噛み合うということは
すり減りも早くなり、噛み合わせが低くなり、位置が変わり、
時間の経過とともに上下とも出っ歯になる可能性も秘めます。
顔にシワもできやすい。

異常な状態に改造したい。
と言われている気しかしません。

だから言っていることに対するデメリットと
おかしな事なんだよ、と説得します。
それでもダメならば
異常に治してほしいというリクエストに応えることはできるけれど
それでよろしいのですね?
とお話すれば、
「異常」という言葉は受け入れず
「ダメだココじゃ」と烙印を押されるのは私です。

大抵そういう人たちは、数十年前に他所で受けた治療に対して
「今だったらこうはしないでしょ」
「こっちは素人なのだから
 良くない治療をお願いしようとしているのを止めてほしかった」
と言う場合が多いのですが、
それで数十年も保たせた前の歯医者を誉めてあげたいくらいなんです。

それに・・・?
今、止めてますよね!?
その制止を聞き入れないのは自分じゃないですか?
と心の中で叫びたい気持ちになります。

特にこの数十年で、宗教的な介入により
変な価値観を植えられた人はさらに大変さが増します。
とはいえその方次第でしょうけれど。

単なるビジネスで仕事をしているならば
お客様は神様です扱いをしてくれるでしょうから
そういうクリニックをお探しください。

ウチはそういうところではありません。
だからしっかりとお話し合いができるような空間となるようには
意識しています。

だって症状は抑える治療はいくらでもありますが、
原因は常に「治療だけでどうにかできるもの」ではありませんから。

原因の要素として考え当たるならば仕事や就寝時の話もします。
それがその人の歯の健康に関係していると見抜けた人だけですが。
歯周病ですら歯の磨き方が変わるだけで改善する人ばかりではありません。
違う原因が絡んでいたりする人の方が多い。

総合的に複合的に、いろいろな要素が絡んでいるのが病気です。

健全に戻す、悪化を止める、悪化するスピードを遅くする。
ゴールは常にベストを目指したいですが、
出来る事には段階があります。
下準備だけで時間ががかる状態もあります。
本人が自分のことに積極的になってくれないならば、
治療だけでできる限界は
悪化するスピードを遅くすることだけになるかもしれません。
それも定期的に通ってくれる場合だけですが。

だから治療は患者と医師の二人三脚だというわけです。

ご希望にこたえられるスキルはあっても
治療は、
スポンサーに影響される商業向け芸術作品よりも
長い事安全で快適になるような土方仕事に近い。

道路工事は渋滞や騒音の苦情を受けつつ、
凸凹が直ったとしてもありがたがる人はほとんどいません。
車椅子を押すときなどは、平坦な道のありがたさをかみしめるのですが。
それは特殊な事情でしょう。

治療も同じです。
その本道を外すことは、患者さん自身にとってもマイナス。
それをわかったうえで、あえて歩みたいというのであれば
邪道が苦手なわけではない。
本人が望む(私は綺麗とは思わないけれど)
造形美メインの完璧なものを目指してあげます。

ただ歯科医師としてこの場に立っていますから
「異常」にしたいと自覚しない人にはけしてやりません。
悪化することは目に見えていますから。

自己責任という言葉は好きではありませんが
無理して言いなりに治療して、数十年も保たせた結果
どこかで悪態付かれるのじゃ悲しすぎますしね。

自分の健康をどう考えるのかは本人次第でしかないのでしょう。

早く来い過ごしやすい季節。
健康の秋へと
お互いに何か良い習慣を増やし、
元気で過ごしましょうね。


カラフルあっぷるいーと3.JPG

posted by あっぷるいーと いんちょう at 13:33| Comment(0) | 歯の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする