2020年09月01日

2020年9月の予定&マスクと歯磨き

2020年9月の予定

8日(火)19時終了
29日(火)19時終了

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先日、中学校歯科健診をしてきました。
本来ならば5月に行うところですが、
コロナの影響で8月後半に。

学生さんたちも夏休みが減って大変でしょう。
ニュースでは
臨海学校、林間学校もなしで思い出が作れなかった。
エアコンが猛暑で壊れて授業にならない。
教育格差が生まれた。
教師も準備で天手古舞。
学生の感染もでている地域もあるよう。
などなど様々飛び交っています。

武蔵野市の場合は学生の人数も多いので
歯科医師も複数人で診ますが
それでも100人単位で診るので
この時期は我々も怖いです。

マスクしてフェイスガードして自分の場合は眼鏡もある。
ましてや暑い時期。くもっちゃいます。

自分の所に来た生徒さんには
やはり14歳ごろから顎関節症の兆しが出ている子供ばかり。
なので食べ方などの注意を一言以上添えてあげるので
他の先生よりは1人にかけるペースが長いので
多少は見た人数は少ないでしょうね。

もう何年目になるのか、吉祥寺に来て10年近くになりますので
毎年同じ学校を見ているわけですから、初めて見た生徒さんは
皆ご卒業されています。それでもやはり第2大臼歯が生える頃には
顎関節症と同等の挙動不全が起こるんです。

ぜひ気を付けていただきたい時期なんです。

まぁそれはともかくとして、
今回気になったのは、やはりコロナのせいなんですかね
去年よりニキビの子が増えた感じだったんです。

マスクを外すとニキビ。
オデコはそれほどじゃない子も多かったので、
やはりマスクのせい。
コロナストレスもあるかもしれません。

ニキビも炎症を伴うものがあります。
1つ1つは小さいですが、多数存在すると
以前に書いた免疫力の低下にもつながることも懸念した方が
よいかもしれません。

若く成長期にあるので免疫力は高い筈ですけど
思春期にあるのでホルモンバランスは崩しやすく、
恋煩いによる精神不安定、
炎天下部活での肉体的疲労、
授業で脳もフル回転してもらわなければなりません。
ちょこっと今の歯車が狂うとバランスを失いかねない
といえる時期でもある事でしょう。

是非マスクは毎日洗ってください。
できれば1日中同じマスクを使うのではなくて
何度か取り換えるようにしましょう。
特に以前書きましたが「ハブラシ」が「禁制品」になっている
学校ばかりですから、その口内環境を介した「呼気」は
雑菌の塊と言えます。
もちろんそれだけじゃなく様々なガス成分も含まれます。
それがマスクの中に充満し顔に当たるのだから
皮膚疾患もできるでしょう。
その空気も含めて吸気として再度肺に取り込む訳ですから
肺疾患の危険性や
血液に取り込まれるので各臓器の疾患リスクになることも
懸念されるんです。
もっとも子供の場合は高齢者よりもリスクは低いでしょうが。

タバコを吐く空気は遠くの人まで達するので「悪い」
という映像はよく見かけます。
しかしタバコと関係なく同じ距離「ただの呼気は届く」わけです。
だからコロナ禍においては他者を感染させない為マスクをして
届く距離を減らそうとしています。

しかし熱中症棄権領域に達したので
屋外などは風による空気の流れがあるので
マスクを外して熱中症対策をしよう
ということを言い出しました。
それと同じ理論なら屋外タバコは副流煙の心配がない
と言っているのと同じようなもの。
だから多くの皆さんは屋外でもマスクをする方を選んでいる。
35℃を超えるといわれる日でも吉祥寺では多くの人が
マスクをつけて歩いていました。
まぁ「うつりたくない」からの方が
理由としては強いかもしれませんが。

ただ
マスク呼吸での熱中症や心筋梗塞などを
起こすぐらいなら外しましょう。
そして
マスク重視の人は自分で再度吸い込む呼気にも
気を配りましょう。
「昼にも歯を磨く」だけで全然違いますから。

殺菌行為と自己免疫の強さは反比例の形に近いので
どちらかに依存するのではなくて、バランスを取りましょう。

そしてなにより、人間には柔軟性がある。
都内300人以上感染という時期を知ってしまっちゃったため
200人感染とかのニュースばかり見ていると
今日は減ったなって安心しちゃいませんか?
慣れが一番怖い。
初心忘れるべからず。恐れず畏れよ。

どう身を守るかは人それぞれあってしかるべき。
人類初の脅威は、これが正解と言えるものがない。

とはいえ企業に騙されることもある。
ウイルスシャットアウトという商品は
できる予防策の1つとしてウチでも使っていましたが
消費者庁立ち入りのもと研究データとしてはズサンで
根拠なしとされてしまいました。
ただ、周囲の人や患者さんでも花粉症に苦しむ人々は
手放せないという人もいるのも事実。
プラシーボ効果(思い込み)かもしれませんが
まぁいっぱい買っちゃったので使い切るまでは
していようとは思います。
けっこうこの会社の他の商品も買っちゃったので
不信感になっちゃいましたね。残念。
間接的におすすめしちゃった人達ごめんなさい。

歯科医師という立場でこのブログも書いていますので
歯を磨こうをお勧めする立場でものを書いています。
ただ最も感染するリスクが高いといわれる職業ですが
感染したという情報は極端に低い。

歯科医療関係者だからといって
特別な予防策を駆使しているわけではありません。
ただちゃんと歯を磨く習慣が他の人よりはある
ということは言えるでしょう。
また歯科クリニックに来院される人の方が
全く来院しない方に比べて口腔ケア意識が高い
といえるでしょう。

低リスク高予防の人達での接触は
そんなに怖いものではないのかもしれません。
我々歯科医師は
高リスク高予防といえると思いますが
それでも感染者職種としては安全圏にいます。

当たり前の予防策がいかに大切かが伺えます。

ぜひ「普段」が戻る秋を迎えたいものです。

ちなみに吉祥寺では食パン戦争が開催されています。
コピス地下の食パン専門店。ここはたまに買う。
東急3階の種類ある食パン専門店。
サンロードから東急に向かう道のダイソーそば。
第一ホテルの向かい側。
コピス向かいのレンガ館の1階。
この4つはまだ試していないので気になりますね。

新たなブーム到来でしょうか。
食欲の秋を彩るものとなりえるのか。
コロナ禍自粛にもできる
新たな男性の趣味として食パン作りが
ブームとなってきたといいますが、
どういう流行にのるのか。
コッペパン専門も南北にあるし
クロワッサンたい焼きはつぶれちゃったけど、
ここ数年はパンブームなんでしょうね。

もっと小っちゃければ食べ歩き食べ比べができるのに。
パン切り包丁も持ってないから大きいふわふわ食パンは
つぶしちゃうのがもったいないよなぁ。
と思うこの頃。
サラッと出かけて、自宅で楽しむ。
こういうご時世、ストレス貯めないように頑張りましょう。



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posted by あっぷるいーと いんちょう at 13:26| Comment(0) | 中学生・子供のための歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月07日

2019年5月の予定&よい歯の定義4回目

2019年(令和元年)5月の予定です。

7日(火)18時30分終了
14日(火)11時30分より通常診療(朝一はいません)
21日(火)18時30分終了
28日(火)18時30分終了

今回は火曜日に集中しました。
他の急な変更もあるかもしれません。
ご迷惑おかけしますがご注意ください。

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最大10連休、皆様いかがお過ごしになられたでしょうか?
私は結局近場で普段できない用足しで毎日出歩き
あっという間に終わってしまいました。

平成の30年。過ごされてきた方々。
その間に、むし歯にも歯周病にもかからなかった人は
そのままでいいかもしれません。
(見過ごされている病態・過信して自己判断しかしていない状態などでなければ…)

もしその間にそれら感染症にかかったのであれば、
何かを見直さないと、何度でも繰り返します。

よく子供に対し甘いものばかり食べているから虫歯になった、
という方もいますが、
幼少期であればダバダバと唾液が出ていてもおかしくない。
本来なら洗い流してくれる力が強いはずなのに
むし歯になりやすいと感じるならば
唾液が本来の量すら出ていない可能性も考えなければなりません。

唾液が出ない最大の原因はくいしばりにあります。
子供のうちからくいしばるようだと、
歯肉も硬く繊維質に変わっていくので
永久歯に生え変わっていくタイミングで
歯が出てきにくい状態になる。
また、くいしばることで歯が削れやすい状態なので
噛み合わせの高さも低くなる。
それらの条件から永久歯にも悪影響が出て
歯並びも乱れる。
唾液の再石灰化能力も期待できなくなるので
むし歯にも。
唾液の自浄作用も期待できなければ
歯石がたまり歯周病にも。

そこに磨き方が悪いままの癖が加味されることで
悪化スピードが増してくる。

子供のくいしばりを治さないで、歯並びの悪さを危惧し
矯正相談してくる方も多いですが
見た目を気にしてマウスピース矯正をメインに相談される場合
そういう人たちは大抵うまくいきません。
24時間持続的に弱い力をかけて歯並びをズラしていくのが歯列矯正です。
マウスピースは自分で外せます。
外している時間が長く、悪化した歯並びでくいしばっている時間が長い、さらに
くいしばらない子供よりはるかに歯肉も線維化して硬く、骨もつぶされて硬い
という動きにくい状態の子供ですから
まったくもってお勧めしないのですが、まぁ聞く耳を持たない親御さんが多くって。
仕方ないので妥協案として、マウスピースで始めて、
言った通り動きが悪いと見切りを付けたら
差額でワイヤー矯正にしようという妥協案を提案します。
全くの別矯正ですから、本来なら費用も別なんですが、
矯正はしたいが、治療方法の選択は自分の意見だけ、それ以外は認めない
という方は仕方がないので、諸経費一部をクリニック負担として
「断続的なマウスピースの力だけでは動かせないタイプ」ということを自覚してもらって
本格的なワイヤー矯正に進むようにしたりします。
タイミング的にはマウスピースを使って永久歯のはえる高さを確保することをメインにして
矯正しやすい下地作りの期間だと思えば無意味でもありませんのでやる意味はあるでしょう。
まぁその期間で見切りを付けられるのは子供の歯を取り巻く環境ではなく、
ウチになることもありますが。

ものすごい量の知識と経験と現状把握からくる診断を蔑ろにできる人って
ある意味凄いですよね。
何とかしてあげたいのですが、どうやったら声が届くのか、は日々精進の毎日です。

まぁ、子供に対してのお話をしましたが、
例えば癌や高血圧、糖尿病などと同じように
生活環境を変えなければ何度でも繰り返すし、
だんだん薬も効かなくなってくるし、
治療法もなくなってくるのと同じように、
口内環境も変えられなくなってきます。

磨き方も治らない、姿勢も治らない、食事習慣も変化しない、
では治せる限界がありますから。
そして時間の経過とともに、歯がズレたり削れたり、顎関節の骨の形が変わったり、
条件は年々悪化します。

だから、治せる治療と、悪化させない治療と、悪化するスピードを遅くさせる治療、
の3パターンに分かれると常日頃からお伝えしていたりします。
本人やご家族の協力無くして、変えられないことが多すぎるからです。

どんな病気でも打ち勝つにはみんなの努力が不可欠です。

よい歯を保つのって、簡単じゃありません。
でも絶対できないことでもないのです。
現に時間はかかりますが骨の形すら改善している人たちも大勢います。

どのタイミングで診ることができたか、からがスタートで、
本人の琴線にどれだけの言葉が響いたか、で変化するけれども
放置するよりははるかに良いです。

そんな「伝わる」「何に響くか」すらも
よい歯を目指すには必要な要素だったりします。

以前に書いたかもしれませんが、
学校の教職員のための授業の仕方教科書とか
企画会議のプレゼン能力向上本とか
伝えるための能力向上技術を学んだりもしているのですが
100人、1,000人に同じように伝えるのは本当に難しい。
伝わって記憶に残り、実践してもらう、までの言葉。
日々精進の毎日です。
ましてや他所で聞いたことがない事を伝えようとしているのですから。

撮ったばかりのレントゲンを見て骨の変形を直視しても
これ私のですか?と言われることもあります。
色々イメージしやすい例え話を考えたり
創意工夫はしているのですが、難しいですよね。
ましてや治療法の選択ですら色々あり、メリット・デメリットが頭をよぎり
1〜2時間でも話せるのですから、患者さんの立場からすると
有難迷惑にもなりかねない内容を端的にわかりやすく伝えるって…

ブログを始めたきっかけも、そんな伝える手段の1つとしてのツールだったのですが
かぶることも多いですが、ネタは尽きないですので定期的に読んでくださる方々には
伝わっていることも多いかと思います。

できるだけベストを目指し頑張っていきましょう。

聞く耳を持つ、現実をしっかり把握することからも
よい歯にする要因はあります。



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posted by あっぷるいーと いんちょう at 13:44| Comment(0) | 中学生・子供のための歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

2017年7月の予定&中学生のためのカルシウムの話

2017年7月の予定

7日(金)19:00終了
15日(土)17:30終了
25日(火)午前休診(午後通常診療)

6日(木)学校医会のため往診時間は異なります。

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いろいろやることがあって
すっかりブログでの予定をお知らせするのを忘れてました。
急ピッチで書き上げましょう。
(別件で使用する記事を活用します)

今は中学校の校医が回ってきています。
将来のことを考えると中学生時代って
ものすごく大切なタイミングなんです。

そこで養護の先生にお願いして
2年間の任期中に6種の「学校歯科だより」を
配布させてもらえるようにし、
年3枚ペースで今だから気を付けたい事を
A4用紙1枚分(表面のみ)に簡単にまとめ
本人・家族宛にお届けするようにしました。

あまり多くて頻繁だと読む気も失せるでしょうし
この時期に伝えておきたい事は6枚で最低限モーラできます。
今の3年生は1年で卒業し半分しか読めないでしょうが、
学校保健とは自分で健康管理する基礎力を
身につけることを目的としているそうで
きっかけを作る手助けになれば目的は果たせます。
注意喚起として子供時代に聞いたことは
大人になっても記憶に残っているという人も多い。
歯に関しても無関心が一番悪化させる要因ですし。

その第1弾としてカルシウムのことを書きましたが
知らない人も多いようなので、
より詳細に書いてみたいと思います。

まず初めに成長期は身長が伸びます。
つまり骨も長く太く強くなる時期です。
カルシウムは骨や歯に99%存在する
ということは知っているでしょう。

骨が成長する=タンパク質をとっている
骨が強くなる=カルシウムの蓄積量が増える
ということはご理解いただけているでしょうか?

骨の
70%はカルシウムを含めた無機質
20%はコラーゲンなどの有機質
10%は水分でできています。
その中のコラーゲンはタンパク質でできています。
コラーゲン部分が成長で大きくなり
そのスペースにカルシウムが入り込み固くなります。
もちろんカルシウムで固められなければ
骨はまっすぐに伸びませんから成長にも関わるのですが、
身長が伸びるなどに重要なのはタンパク質
それを支えるのがカルシウムというイメージです。

そして
成長期を過ぎると身長は伸びません。
つまり
骨が成長しない→カルシウムの蓄積が止まる
ということです。

体内にカルシウムを貯めて増やしておけるのは10代だけです。
中学だけでなく高校や大学・新社会人くらいまでは成長できるのですが
最も成長するのは小4〜中3の時期です。
基本その後25歳くらいから減りだしますが
40代中旬までは体内カルシウム量の維持はしやすいです。
しかしその後はだんだん減る方が多くなります。

特に女性の方が華奢ですので
カルシウム量は男性より少ないことが多い。
45歳以降の骨が減ってしまう現象が起きると
余力が少ないので骨粗しょう症へと至りやすくなってしまいます。
ちなみに健康状態と骨粗しょう症を比較すると
約70%ほどに(−30%)骨量が減ってしまう状態をさします。

だからこそ10代のうちに骨にカルシウムを貯めておく
「骨貯金」を推奨しています。
10代のうちに十分なMAX量を蓄えておき、
20代以降はその状態を維持するよう気を付ける
ことが大事になります。

ところで99%は骨や歯にあるカルシウムの
残り1%の意味って知っていますか?

1%は血液中にあります。
刺激を受けるとカルシウムが細胞の中に入り
筋肉の収縮、脳や神経の情報伝達、血液凝固、
心臓の脈拍リズムを一定に保つなど
様々な働きをします。
その血液中のカルシウム濃度を一定にするための
ストックとして骨を貯蔵庫としているわけです。

体内カルシウム(Ca)バランスが崩れれば
生命にかかわるというのもご理解いただけるでしょう。
例えば
体内(血液中)Ca不足が続くと
→ 骨からCaを取り出す(骨はもろくなる=虫歯・歯周病・骨粗しょう症が進行しやすい)
→ 体内Ca濃度が増える
→ 血管筋に取り込まれる
→ 血管を収縮させる
→ 高血圧になる。
(Caバランスの乱れは高血圧症の要因の1つです)
など単に骨や歯のことだけでなく色々な場面に関わります。

もちろん歯にとっても再石灰化という修復力に
カルシウムは関わってきますので
カルシウムが減少すれば虫歯になりやすい状態に。

高血圧からくる免疫機能の低下が起これば
口内細菌の悪化も。
歯周病やカビの繁殖なんかも見られます。

取り過ぎもよくない(甲上腺の病気などにも関わってきます)ので
サプリメントなどを多用するには注意が必要ですが、
ぜひ、成長期と呼ばれるうちはカルシウムを積極的に取らせましょう。
(タンパク質による成長ありきですが)

また折を見て「中学生のための歯科」的に書きますね。




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posted by あっぷるいーと いんちょう at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学生・子供のための歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする