2021年04月03日

2021年4月の予定&歯磨きの意味

2021年4月の予定

4月7日(水)18:30終了
4月13日(火) 19:00終了
4月14日(水)18:30終了
4月18日(日) 9:00〜17:00 休日診療担当日
4月27日(火) 15:30〜19:00のみ診療

少し複雑な日程となりましたのでご注意ください。

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新年度の始まりですので
基本に戻って
歯磨きのお話を。

個々の歯科医師によっても、
個々の患者さんの状態によっても、
歯磨きの推奨する方法は違ってきます。

まだ成長が始まったばかりの子供と
立派な大人になった方では
やって欲しい磨き方は違います。

事故や病気で不自由になられた方と
元気な高齢者でも磨き方は異なります。

歯がいっぱいある人と
隙間がある人、
ギチギチにズレてはえている人でも
気にかけるべき注意点は別物です。

唾液の出具合、
力が緩められない方などでも、
おすすめの磨き方は変わってきます。

ただどんな磨き方であっても、
目指すゴールは同じになります。

それは
細菌の付着するための足場となる
バイオフィルム
の完全除去です。

基本的にバイオフィルムが出来上がるまでには
24〜48時間かかるといわれます。

ですから1日1回しか磨かなかったとしても
完全除去できているのであれば
むし歯リスクは極めて少ないといえます。

ただそんなに上手くはいきませんので
最低でも1日2回以上はやって欲しい
となるのです。

とはいえどうすれば正解か?
がわかっていなければ
単にハブラシを口に入れただけで
成しえるものではないのですから
結果に反映されないことになります。

そこで簡単にわかるチェック方法を
試してみてください。

歯を磨いた直後に、舌で歯を舐めてみましょう。

ツルツルになっていたら
バイオフィルムが取れた証拠です。

ヌルヌルになっていたらまだバイオフィルムが
残っているということになります。
ちなみにヌルヌルが残ったツルツル
というパターンもありますが、
それはバイオフィルムが残っている状態です。

保険治療でできる歯石落とし治療や
自費治療にはなりますがPMTCという衛生処置を
受けられるとリセットできます。

バイオフィルムは丸2日間で、
ハブラシのみの完全除去は難しい状態になります。

間違いやすいのが
ハブラシで歯面がツルツルになったとしても
2〜3分も経てばヌルっとしてきます。

これはペリクルというものが歯面を覆うから。
歯面にある唾液由来のタンパク質であり
細菌のいない有機性被膜です。

ペリクルは獲得被膜とも呼ばれ、
ペリクルに含まれるタンパク質の主な成分は
高プロリンタンパク質やムチン。
他にはアルブミン、アミラーゼ、リゾチーム、
ラクトフェリンなどの唾液由来タンパク質で、
数時間で完成します。

歯面に幕を張ることで、
歯が溶けるのを防ぐ大事な働きがあります。

しかし、同時に細菌が付着する足場にもなる。
そこに取り付いた細菌が集まって
バイオフィルムを形成し、
歯垢やプラークという塊になっていきます。

そのまま取り残せば
歯石になってゆくのです。

つまり、歯磨きは
ペリクルごと歯の表面から取り去ることを目的とし、
新たにペリクルを作り出すところまでは歯を守る役目。
それからペリクルに細菌がくっ付くだけなら安全圏だが、
くっ付いた細菌がバイオフィルムを作ってしまうと
ハブラシだけのコントロールは難しく、
虫歯や歯周病のリスクが高まる。

だから、ハブラシだけでコントロールするには
1日に複数回磨く習慣が必要。
それでも完璧にはならないので
定期的な歯石取りなどの治療を受診されることを
お勧めします。

カラフルあっぷるいーと3.JPG



posted by あっぷるいーと いんちょう at 18:10| Comment(0) | 歯・虫歯に類する話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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