2020年02月03日

2020年2月の予定&講演・見過ごされる顎関節症の脅威パート1

2020年2月の予定

3日(月)18:30終了
4日(火)19:00終了
7日(金)19:00終了
8日(土)17:30終了
17日(月)18:30終了
18日(火)18:30終了
19日(水)19:00終了(お昼休みも別件でズレ込みます)

なかなか慌ただしい月ですのでご注意ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さて、今回からシリーズ顎関節症を行います。
令和2年1月30日(木)の13時30分から
テンミリオンハウス月見路で
私がスライド講演した内容です。

一般の方向けにわかりやすくなるよう
構成しましたので、
かつて当ブログで話した内容や、
もっと簡単にした内容など
基本高齢者に伝わりやすくなるように
工夫しましたが、
薄暗くした室内でスライドを用いた話をするため
5分も持たずに寝られてしまったりもしました。
演題に興味を持って来てくれた人なら意欲をもって聞いてくれますが
施設利用者というだけでは関心が薄いのかもしれません。
そういう方々にも楽しんでもらえるよう
工夫したつもりでも、講演とは何度やっても難しいものです。

例によって、著作権侵害しまくりの
スライドをトータル123枚作って
1時間(実質45分で終わっちゃいました。
どうしても忙しい時期だったために、予行練習ができず
ペース配分の計算が疎かだったためです。
まぁ質問時間を入れると2時間以上語ったので
任務遂行的には良しとしますが)
にわたってお話しした内容ですので
活字容量的にブログでは数か月かかると思います。

ただ、活字では解説しきれない
動画の方がわかりやすい内容も
含まれますので、できるだけ伝われば良いのですが。

ちなみにテーマである顎関節症に関しては
施設ご利用者さん達からのリクエストだったりもします。
多少、関心度が高まってきているのかもしれませんね。

それでは始めましょう。

-------------------------------------------

「見過ごされる顎関節症の脅威」というタイトルで
今回のお話を始めたいと思います。
歯科医師たちは何をもって
顎関節症の注意を促していると思いますか?

顎が、歯が、身体が、、、
顎関節症が原因で起こることは
本当に多岐にわたります。
今回はその一端だけでも
深く掘り下げてお話していきましょう。

顎関節症の典型的な症状は
開口障害という口が開きにくくなる症状の場合、
開口時痛という口を開けようとすると痛む症状の場合、
クリック音という開けると関節がカクカクなる状態の場合、
が有名な症状であり、テレビなどでも
これらをメインに取り上げられています。

ただこれらの症状は
ほとんどが顎関節症のレベル3の段階に起きています。
その発現時期は
10代後半から20代前半で
その後、カクカク音がしなくなったので
終わった、治ったものと思ってしまいます。

それを信じた人の多くが
その後も続く顎関節症の悪化とともに
口の中、身体、精神的な異常を併発させていくために
様々な不調が伴うのですが
みな「老化・歳だから仕方がない」と
納得させている事が多いでしょう。

しかし実際の現場ではその悪化し続けている
顎関節症レベル4の段階の人が多い。

ここではそのレベル4のお話に向かって
構成したつもりですが、
まぁそこに至るまでのお話ですら
超ボリュームがあります。
無理ない程度で聞いてください。


皆さんもインターネットを利用すると思います。
ウチの患者さんでも
ネット注文やネット検索を多用される
ご高齢の方々が多い。

ただ病気のことなどを検索する場合
いろいろ情報が多すぎて
どれが正しいのか
どれが自分に合うのか
よくわからなくなってしまい
面倒くさい
考えるのをやめてしまう
漠然とした不安や疑問だけが残る
という悪循環を生じがちです。

自称専門家のウソも多く
テレビで持て囃された
何冊も本を出版した人でさえ
TV番組内で
顎関節を押してマッサージしましょうと
全然違うところを押していたのには
ビックリしたものです。

また医者や歯医者などがTVに出て
あきらかな間違いを語っていることもありました。
その先生のプロが集まる講演会で
「あの時の番組をご覧になった方いますか?すみません
局の方に勝手な編集をされてしまい、
あのような番組になってしまいました」
と謝罪するものの、また別日の違う番組に出演されていたり。
好きなんでしょうね。同業者としては
肩書がある人や有名人が間違った情報を
多くの方が目にする電波で語られるのは迷惑な話ですが。


ところで皆さんは
美人病って聞いたことありますか?

主には
バセドウ病のことをさしますが
身体醜形障害と顎関節症も
美人病とされたりします。

それというのも
10〜20代の女性に多く
小顔の美人に発症することが多いため
という理由からだそうですが、
男性もなるし60代以降もなる病気です。

専門外でもあることですし
一応さらっと他の2つも触れておきます。

バセドウ病とは甲状腺機能亢進症という病気で
メルゼブルクの三徴といわれる
眼球突出・頻脈・甲状腺腫をはじめとした
様々な症状が特徴的な病気。

芸能人では1985年に急性骨髄性白血病で
免疫低下したところで肺炎になり
亡くなったとされる夏目雅子さんが
患ったとされます。

当時、顎関節症はほとんど
認識されていない時代でしたが
顔写真を振り返ると
まず間違いなく顎関節症も
あったと思います。

身体醜形障害は身体醜形恐怖症とも言います。
単純に言えば
ガリガリに痩せていても
鏡に映る自分の姿は太って見えてしまうような
追い詰められた精神状態になっていることが多いです。
また、例えば美容整形に受診し
女優さんを例に挙げて
誰々の目に、誰々の唇に、鼻に、額に、頬に、
など自身の骨格を無視した要望を期待する方なども
ここに入ることが多いでしょう。

さすがに内容的に
ネット上で個人名をあげるのは
悪質でしょうから避けますが
検索すると色々な方が出てきます。
そしてその有名人の顔写真を見てみると
もしくは若いころの写真を検索してみると
口元が歪んでいるのがわかるかもしれません。
顎関節症が絡んでいる人が多いんです。

そして本題の顎関節症。
新聞にも「お口の美人病」として
顎関節症を取り上げた記事は掲載されています。
ただ認知度が低すぎるのか
顎関節症の文字は小さいままなのですが。

ちなみにこれを公表した芸能人さんはかなりいます。
小泉今日子さんやベッキーさん
深津絵里さん
森高千里さん松浦亜弥さんなど
顎関節症を理由にコンサートを中止した
なんてこともあったそうです。
もちろん男性なら
稲垣吾郎さん武田真治さん
も顎関節症として知っている人には有名です。

皆さん美人・アゴのラインがスーッとした方ばっかり
なので美人病と形容するのも
合点がいくかもしれません。
ただ美人病というくくりでは
顎が小さい人になりやすいような印象を
植え付けてしまうのが難点です。
本当に病態を把握している人が話せば
誤誘導しかねないくくりはしません。
顎が大きくても顎関節症はあります。
どちらかというとその方が治すには厄介です。

ちなみに元日本テレビアナウンサーで
高島忠夫さんの頃のアメリカ横断ウルトラクイズで
司会を務めた石川牧子さんは
2014年に「歯で死なないは錯覚」だと
インタビューに答えています。

顎関節症で自殺を考えるほど苦しかった。
歯により精神的な不定愁訴がたくさん出てくる。
と答えています。

顎がカクカク鳴るという程度では済まない
病状の実態がうかがえると思います。

プロローグ部分のお話までですがキリがよいので
今回はここまで。
次回はもう少し進めましょう。



カラフルあっぷるいーと3.JPG



posted by あっぷるいーと いんちょう at 12:54| Comment(0) | 全身に関わる歯科の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: