2019年05月07日

2019年5月の予定&よい歯の定義4回目

2019年(令和元年)5月の予定です。

7日(火)18時30分終了
14日(火)11時30分より通常診療(朝一はいません)
21日(火)18時30分終了
28日(火)18時30分終了

今回は火曜日に集中しました。
他の急な変更もあるかもしれません。
ご迷惑おかけしますがご注意ください。

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最大10連休、皆様いかがお過ごしになられたでしょうか?
私は結局近場で普段できない用足しで毎日出歩き
あっという間に終わってしまいました。

平成の30年。過ごされてきた方々。
その間に、むし歯にも歯周病にもかからなかった人は
そのままでいいかもしれません。
(見過ごされている病態・過信して自己判断しかしていない状態などでなければ…)

もしその間にそれら感染症にかかったのであれば、
何かを見直さないと、何度でも繰り返します。

よく子供に対し甘いものばかり食べているから虫歯になった、
という方もいますが、
幼少期であればダバダバと唾液が出ていてもおかしくない。
本来なら洗い流してくれる力が強いはずなのに
むし歯になりやすいと感じるならば
唾液が本来の量すら出ていない可能性も考えなければなりません。

唾液が出ない最大の原因はくいしばりにあります。
子供のうちからくいしばるようだと、
歯肉も硬く繊維質に変わっていくので
永久歯に生え変わっていくタイミングで
歯が出てきにくい状態になる。
また、くいしばることで歯が削れやすい状態なので
噛み合わせの高さも低くなる。
それらの条件から永久歯にも悪影響が出て
歯並びも乱れる。
唾液の再石灰化能力も期待できなくなるので
むし歯にも。
唾液の自浄作用も期待できなければ
歯石がたまり歯周病にも。

そこに磨き方が悪いままの癖が加味されることで
悪化スピードが増してくる。

子供のくいしばりを治さないで、歯並びの悪さを危惧し
矯正相談してくる方も多いですが
見た目を気にしてマウスピース矯正をメインに相談される場合
そういう人たちは大抵うまくいきません。
24時間持続的に弱い力をかけて歯並びをズラしていくのが歯列矯正です。
マウスピースは自分で外せます。
外している時間が長く、悪化した歯並びでくいしばっている時間が長い、さらに
くいしばらない子供よりはるかに歯肉も線維化して硬く、骨もつぶされて硬い
という動きにくい状態の子供ですから
まったくもってお勧めしないのですが、まぁ聞く耳を持たない親御さんが多くって。
仕方ないので妥協案として、マウスピースで始めて、
言った通り動きが悪いと見切りを付けたら
差額でワイヤー矯正にしようという妥協案を提案します。
全くの別矯正ですから、本来なら費用も別なんですが、
矯正はしたいが、治療方法の選択は自分の意見だけ、それ以外は認めない
という方は仕方がないので、諸経費一部をクリニック負担として
「断続的なマウスピースの力だけでは動かせないタイプ」ということを自覚してもらって
本格的なワイヤー矯正に進むようにしたりします。
タイミング的にはマウスピースを使って永久歯のはえる高さを確保することをメインにして
矯正しやすい下地作りの期間だと思えば無意味でもありませんのでやる意味はあるでしょう。
まぁその期間で見切りを付けられるのは子供の歯を取り巻く環境ではなく、
ウチになることもありますが。

ものすごい量の知識と経験と現状把握からくる診断を蔑ろにできる人って
ある意味凄いですよね。
何とかしてあげたいのですが、どうやったら声が届くのか、は日々精進の毎日です。

まぁ、子供に対してのお話をしましたが、
例えば癌や高血圧、糖尿病などと同じように
生活環境を変えなければ何度でも繰り返すし、
だんだん薬も効かなくなってくるし、
治療法もなくなってくるのと同じように、
口内環境も変えられなくなってきます。

磨き方も治らない、姿勢も治らない、食事習慣も変化しない、
では治せる限界がありますから。
そして時間の経過とともに、歯がズレたり削れたり、顎関節の骨の形が変わったり、
条件は年々悪化します。

だから、治せる治療と、悪化させない治療と、悪化するスピードを遅くさせる治療、
の3パターンに分かれると常日頃からお伝えしていたりします。
本人やご家族の協力無くして、変えられないことが多すぎるからです。

どんな病気でも打ち勝つにはみんなの努力が不可欠です。

よい歯を保つのって、簡単じゃありません。
でも絶対できないことでもないのです。
現に時間はかかりますが骨の形すら改善している人たちも大勢います。

どのタイミングで診ることができたか、からがスタートで、
本人の琴線にどれだけの言葉が響いたか、で変化するけれども
放置するよりははるかに良いです。

そんな「伝わる」「何に響くか」すらも
よい歯を目指すには必要な要素だったりします。

以前に書いたかもしれませんが、
学校の教職員のための授業の仕方教科書とか
企画会議のプレゼン能力向上本とか
伝えるための能力向上技術を学んだりもしているのですが
100人、1,000人に同じように伝えるのは本当に難しい。
伝わって記憶に残り、実践してもらう、までの言葉。
日々精進の毎日です。
ましてや他所で聞いたことがない事を伝えようとしているのですから。

撮ったばかりのレントゲンを見て骨の変形を直視しても
これ私のですか?と言われることもあります。
色々イメージしやすい例え話を考えたり
創意工夫はしているのですが、難しいですよね。
ましてや治療法の選択ですら色々あり、メリット・デメリットが頭をよぎり
1〜2時間でも話せるのですから、患者さんの立場からすると
有難迷惑にもなりかねない内容を端的にわかりやすく伝えるって…

ブログを始めたきっかけも、そんな伝える手段の1つとしてのツールだったのですが
かぶることも多いですが、ネタは尽きないですので定期的に読んでくださる方々には
伝わっていることも多いかと思います。

できるだけベストを目指し頑張っていきましょう。

聞く耳を持つ、現実をしっかり把握することからも
よい歯にする要因はあります。



カラフルあっぷるいーと3.JPG



posted by あっぷるいーと いんちょう at 13:44| Comment(0) | 中学生・子供のための歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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