2017年07月05日

2017年7月の予定&中学生のためのカルシウムの話

2017年7月の予定

7日(金)19:00終了
15日(土)17:30終了
25日(火)午前休診(午後通常診療)

6日(木)学校医会のため往診時間は異なります。

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いろいろやることがあって
すっかりブログでの予定をお知らせするのを忘れてました。
急ピッチで書き上げましょう。
(別件で使用する記事を活用します)

今は中学校の校医が回ってきています。
将来のことを考えると中学生時代って
ものすごく大切なタイミングなんです。

そこで養護の先生にお願いして
2年間の任期中に6種の「学校歯科だより」を
配布させてもらえるようにし、
年3枚ペースで今だから気を付けたい事を
A4用紙1枚分(表面のみ)に簡単にまとめ
本人・家族宛にお届けするようにしました。

あまり多くて頻繁だと読む気も失せるでしょうし
この時期に伝えておきたい事は6枚で最低限モーラできます。
今の3年生は1年で卒業し半分しか読めないでしょうが、
学校保健とは自分で健康管理する基礎力を
身につけることを目的としているそうで
きっかけを作る手助けになれば目的は果たせます。
注意喚起として子供時代に聞いたことは
大人になっても記憶に残っているという人も多い。
歯に関しても無関心が一番悪化させる要因ですし。

その第1弾としてカルシウムのことを書きましたが
知らない人も多いようなので、
より詳細に書いてみたいと思います。

まず初めに成長期は身長が伸びます。
つまり骨も長く太く強くなる時期です。
カルシウムは骨や歯に99%存在する
ということは知っているでしょう。

骨が成長する=タンパク質をとっている
骨が強くなる=カルシウムの蓄積量が増える
ということはご理解いただけているでしょうか?

骨の
70%はカルシウムを含めた無機質
20%はコラーゲンなどの有機質
10%は水分でできています。
その中のコラーゲンはタンパク質でできています。
コラーゲン部分が成長で大きくなり
そのスペースにカルシウムが入り込み固くなります。
もちろんカルシウムで固められなければ
骨はまっすぐに伸びませんから成長にも関わるのですが、
身長が伸びるなどに重要なのはタンパク質
それを支えるのがカルシウムというイメージです。

そして
成長期を過ぎると身長は伸びません。
つまり
骨が成長しない→カルシウムの蓄積が止まる
ということです。

体内にカルシウムを貯めて増やしておけるのは10代だけです。
中学だけでなく高校や大学・新社会人くらいまでは成長できるのですが
最も成長するのは小4〜中3の時期です。
基本その後25歳くらいから減りだしますが
40代中旬までは体内カルシウム量の維持はしやすいです。
しかしその後はだんだん減る方が多くなります。

特に女性の方が華奢ですので
カルシウム量は男性より少ないことが多い。
45歳以降の骨が減ってしまう現象が起きると
余力が少ないので骨粗しょう症へと至りやすくなってしまいます。
ちなみに健康状態と骨粗しょう症を比較すると
約70%ほどに(−30%)骨量が減ってしまう状態をさします。

だからこそ10代のうちに骨にカルシウムを貯めておく
「骨貯金」を推奨しています。
10代のうちに十分なMAX量を蓄えておき、
20代以降はその状態を維持するよう気を付ける
ことが大事になります。

ところで99%は骨や歯にあるカルシウムの
残り1%の意味って知っていますか?

1%は血液中にあります。
刺激を受けるとカルシウムが細胞の中に入り
筋肉の収縮、脳や神経の情報伝達、血液凝固、
心臓の脈拍リズムを一定に保つなど
様々な働きをします。
その血液中のカルシウム濃度を一定にするための
ストックとして骨を貯蔵庫としているわけです。

体内カルシウム(Ca)バランスが崩れれば
生命にかかわるというのもご理解いただけるでしょう。
例えば
体内(血液中)Ca不足が続くと
→ 骨からCaを取り出す(骨はもろくなる=虫歯・歯周病・骨粗しょう症が進行しやすい)
→ 体内Ca濃度が増える
→ 血管筋に取り込まれる
→ 血管を収縮させる
→ 高血圧になる。
(Caバランスの乱れは高血圧症の要因の1つです)
など単に骨や歯のことだけでなく色々な場面に関わります。

もちろん歯にとっても再石灰化という修復力に
カルシウムは関わってきますので
カルシウムが減少すれば虫歯になりやすい状態に。

高血圧からくる免疫機能の低下が起これば
口内細菌の悪化も。
歯周病やカビの繁殖なんかも見られます。

取り過ぎもよくない(甲上腺の病気などにも関わってきます)ので
サプリメントなどを多用するには注意が必要ですが、
ぜひ、成長期と呼ばれるうちはカルシウムを積極的に取らせましょう。
(タンパク質による成長ありきですが)

また折を見て「中学生のための歯科」的に書きますね。




カラフルあっぷるいーと3.JPG



posted by あっぷるいーと いんちょう at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学生・子供のための歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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