2017年03月02日

2017年3月の予定&介護予防オーラルフレイル序章、身体のフレイル

2017年3月の予定

 3日(金曜)19時終了
 8日(水曜)19時終了
 9日(木曜)往診休診
21日(火曜)午前休診
24日(金曜)18時終了
29日(水曜)18時30分終了

時間変更日にご注意ください。
今月は大半の日曜日も予定がふさがり
なかなか忙しい年度末となりそうです。
お互い体調には気をつけていきましょう。

先になりますが4月2日(日曜)。
武蔵野市役所前で行う
『桜まつり』午前の部の歯科無料検診担当の
6人の中の1人となりますので良ければお立ち寄りください。
気候の推移とタイミング的には
桜満開となってくれそうな気がするのですが、
今年はどうなるでしょう?
春担当は2年ぶりになるでしょうか。ちょっと楽しみです。
市役所前はとても見ごたえのある桜街路樹が魅力ですね。

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オーラルフレイルという言葉を聞いたことがありますか?
一昨年に提唱され、新聞にも掲載されたことがあるのですが、
あまり認知されていないですよね。

時折、テレビで見かけることもありますが、
知っている人は少ないでしょうか。

武蔵野市には、高齢者の生活全般を
地域で支援する「共助」の仕組みとして
テンミリオンハウス事業という活動があります。
本人やご家族と身近な距離に
小規模で軽快なフットワークの施設を作ることで
柔軟な対応が出来る拠点となるものです。
現在は8箇所あります。

武蔵野市歯科医師会の活動の1つとして、
そこでの市民講座を行ったりもするのですが、
3月に私が担当として行った講座のメインテーマに
このオーラルフレイルというものを選んでみました。

1時間の講座で話した内容をかいつまんで
書いたとしてもそれなりに長くなるでしょうから、
2〜3回分に分けると思います。
出来れば今月中にすべてアップしたいのですが
どうなるでしょう?
気長にお待ちくださいね。

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まず「フレイル」という言葉は聞いたことがありますか?
虚弱という意味です。
特に『身体の虚弱』という意味で医科で用いられます。

現代人はその平均寿命の前半90%を健康で暮らし
後半の約10%は要介護・寝たきりとなってしまう、
という統計データがあります。
昨年などは市報にも掲載されていました。

平均寿命は変えず(伸ばしても)
その90%の健康寿命を出来るだけ延ばし、
不健康寿命といえる10%を出来るだけ減らす
ことが重要です。

ただでさえ介護者を支える人手が足りず、
複数のフロアを持つ施設などでも人手不足で
ワンフロア丸々稼動できず
なんてことも多いそうです。

その要介護状態になる前の段階の危険域。
ロコモ(ロコモティブシンドローム)
という言葉を聞いたことありますか?

運動器に障害が見られ、要介護になるリスクが高い状態。
筋肉・骨・関節・軟骨・椎間板などの運動器に
障害が起こり「立つ」「歩く」などの機能が低下します。

ちなみに平成25年厚生労働省の国民生活基礎調査によれば
要支援・要介護になった要因
1位 運動器の障害  25%
2位 脳血管疾患   18.5%
3位 認知症     15.8%
4位 恒例による衰弱 13.4%
となっています。
ロコモは寝たきりの第一歩といえます。
そこでまずは簡単チェックをしてみましょう。

ロコモ7つのチェック項目
1、片足立ちで靴下が履けない
2、家の中でつまずいたり・滑ったりする
3、階段を上るのに手すりが必要
4、家のやや重い仕事が困難
  (掃除機の使用や布団の上げ下ろしなど)
5、2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難
  (1Lの牛乳パック2個程度の重さ)
6、15分くらい続けて歩けない
7、横断歩道を青信号で渡りきれない

いくつか当てはまってしまいましたか?
ちなみに1つでも当てはまるならロコモの可能性大。
気をつけましょう。今からぜひ対策を。

とはいえ、吉祥寺で言えば
駅前からヨドバシに向かう道の信号機って
短くありませんか?
青になったときにスタートするなら
余裕で渡れますが、
ちょっと手前で青になられ、
交差する歩行者を避けたりすると
渡ってる最中に点滅になってしまったり。
ちょっと高齢者にやさしくない
街づくりになってないか?
そんなことが住みたい街ランキング転落の
一端でなければ良いのですが。
まぁ、どこにでもある信号機の場合で
考えてチェックしてくださいね。

ロコモになる前の要因として
サルコペニアという状態があります。

筋肉が萎縮している状態です。
まずはコレも試してみてください。

両手の親指と人差し指をつかって「輪っか」を作ります。
その円の中を、足の「ふくらはぎ」の一番太いところが
通り抜けられるようだと、サルコペニアの疑いありです。

肥満型・痩せ型とサルコペニアにも分類があるのですが、
細すぎる日本の女性モデルさんなどは
痩せている=筋肉量も不足している
となっている可能性もあるので危険な人もいます。
「見た目」重視のダイエットよりは
健康体でいるほうが良いのですが・・・。

70歳のボディービルダーと検索すると
いくつか写真がヒットします。
とても老化で衰えてるといえない状態です。
(アタマは「はげ」てきている人が多いですが)
筋肉は使う機会が無くなると年齢に関係なく衰えます。
逆に使えば衰えないという証明にもなりますね。

筋肉を使う機会が減る原因とは何でしょう?
最も多いのが「社会との関わりが薄れる」ことです。
「今日用」かあって「今日行く」ところがあることで、
そこまでの足も使う、話すことで口も脳も使う、
楽しみな気分なら気持ちも上がる。
最初は義務でもいいです。機会を作りましょう。

社会とのつながりが薄れると
何もしたくなくなります。
口の中の話で見てみると、
誰とも会わないのだからと、
ハミガキすらも疎かになれば、口内環境は悪化して
歯が抜けたり歯茎が腫れあがったりします。
歯を失えば食べられ「ない」ものが増えてくる。
そうなると食べられるものだけ食べるようになり
食事の偏りがでてくる。
栄養バランスが崩れ、体力・再生能力が弱る。
身体にも歪が起こる。
動かなくなるので、もっと意欲をなくす。

さて、筋肉は運動で太く作り変えられていきますが、
そのためには、タンパク質をはじめとした
各種栄養素が不可欠でもあります。
偏った食事では当然補いきれません。

「歳をとるとそんなに食べられないよ」
といわれますが
20歳と100歳でもタンパク質の必要量は同じです。

消費できないのは、
20歳の頃と同じ運動量がないからです。
そして、その減った運動量にあわせて
食事摂取量を減らすことを医者も勧めてしまいます。
だって、
過剰量となるほうが何かと悪い状態を引き起こすから
摂取量を減らそうとしてしまいますが
それは元気な細胞に生まれ変われないことと同義になります。

なので肌のターンオーバーと同じく
「作り変えられる機能」に必要なエネルギーが
足りなくなるので、それなりの劣化状態になります。

肌がつやつやなおばあちゃん。
筋肉もりもりのおじいちゃん。
が特別ではありません。
劣化しているのがマジョリティー(多数派)
というだけのことです。

食べるって大事なんです。
ただの生命維持活動という意味合いも大きいのですが
それだけの話じゃないということもわかるでしょう。
食育などの話も絡んできますが、
子供のためだけでなく、全世代の人に関わる話です。
まぁ長くなりますからまたの機会に。

ともかく、
寝たきりや要介護状態になる原因には
「低栄養」という要素が大きく関わってきます。

栄養を活用するには運動が必要になります。
栄養が摂取できるのは歯に依存しています。
栄養を得るための意欲は社会とのつながりが必須です。

人間のような複雑な生命体。
維持するためには複雑な要素が複雑に絡み合っています。
同様に劣化していく要素も1つ2つなんて少ない筈は無く
複雑に、何年も前から、思いもよらないところ初めで、
起こっているわけです。
ここでお話できるのも「ぶっとい主軸の本線」ですが
細かい脇道はもっともっとあります。

まずは身体のフレイル(虚弱)についてお話しました。
長くなりますので
次回は本題のオーラルフレイルについて
触れたいと思います。






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posted by あっぷるいーと いんちょう at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 全身に関わる歯科の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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