2013年11月14日

武蔵野市30歳&35歳歯科検診

シリーズ途中ですが関連があるので・・・
武蔵野市では今年も、
30歳&35歳の歯科検診が開催されています。
(11月〜2月に30歳&35歳である人のみ)

仕事のステージやポジションがアップしたり、
結婚・出産・お子様の入学など環境が変化したり、
20歳を過ぎると老化が始まるために、10年という時間で
劣化した歪が顕在化してくる頃であったりと、
30代を境に歯が抜けてなくなるリスクが増え始めます。

20131113_112833-2.jpg

このグラフは、
市の歯科健診結果表にも用いられているものです。

縦軸は歯の本数。
親知らずを含めると32本
親知らずを除くと、28本
の歯があるのが正常です。

横軸は年齢。

5色の曲線は大まかな目安です。

例えば1番上の黒い線を見てください。
20歳の時、親知らずまで含めた32本の歯がある人は、
50歳の頃に29本の歯を維持できていれば、
80歳の時に26本の歯が残っている可能性が生じます。

逆に、1番下の薄ピンク色の曲線は、
20歳の時に27本の歯が残っている状態・・・
(親知らずを除いても、1本は歯を失った人)
50歳の時には21本の歯しか残らず、
80歳の時には3本しか歯がない可能性が高い、
という統計データを表します。

検査時の実年齢と、
実際に残っている歯(歯根+補綴も含む歯冠がある歯)
をこのグラフに当てはめると、
良くも悪くも、今の状態を維持すると、
将来、何本の歯が残る可能性があるかの予想ができます。

ここでまず注目してほしいのは、
30歳と35歳の中間ぐらいから、
曲線の下降度合いが増加するということです。

その後、50歳を境に、また曲線の下降度合いが増加します。

武蔵野市の歯科健診は40歳以上の方が受診資格を持ちます。
申し込み手続きを行った方のみ受診できることになります。
人数制限があるため、
遅い申し込みをされても、終了となっていることもあります。
これは他の区市町村でも、だいたい同じです。
歯科健診の場合は、現時点では受診者は無料ですが、
その分の費用は市が負担するのですから
無尽蔵に何人も、というわけには行きません。

ただ、最初の変化が始まる30歳と35歳の間に、
そういう検診はどこの市区町村にもないんです。

1番下の薄ピンクの曲線。
30歳と35歳の間の本数と、
40歳の本数で比べてみると
2本歯を失っていることになります。

1番上の黒色の曲線ですら、1本、歯を失っています。

それなのにその変化のタイミングで
歯科検診って存在しません。
まぁ、本来は自主的に行って欲しいところですが。

結構忙しい時期ですし、
まだ若さが残っている時期ですので、
美肌や筋トレは意識しても、
歯はないがしろにされてしまいがち。

早い時期からの対策を・・・
そう考えた武蔵野市歯科医師会が、市へ働きかけ、
費用の一部を負担することで、行えているのが、
武蔵野市の30歳&35歳の歯科健診です。

とはいえ、試験的にやらしてもらっているものですので、
一応、今回の2月までで終了となります。

今回、受診される方々には、
体験した上での感想を無記名アンケートに記入してもらい、
統計をとって、今後どうなるかが
話し合われることになるのでしょう。

クリニックとしては、そのアンケートの記述を
見ることができないように封をしてもらうので、
感じたままを書いてください。

本来ならこの歯科健診の成果がわかるまで
継続できることが一番良いのですが、
こればっかりは理想だけを掲げるわけにも行きませんし、
健康に気遣う各自で、
自主的に受診することもできることですから
市の考えもふまえて話し合われるでしょう。

40歳以上の検診ならレントゲンも取れるのですが
この検診でそれはありません。
しかしその代わりに、感染に特化した検査が受けられます。

去年も書きましたが、この30歳&35歳歯科健診には、
簡易版の細菌検査が2種類付きます。

1つはツバの中に血が混じっているか?
この判定をすることで
歯肉炎や歯周病の炎症反応があるかを知ることができます。

ただし、
これで反応がなかった場合 = 健康 ・・・ではありません。
ハグキがあきらかに炎症を起こしている状態であった場合、
ハグキの中に歯石ができているために、歯石が蓋をし、
炎症反応が検出されないということもあるからです。

ウチの場合は、歯の写真も撮って、どうハグキが腫れているかも
見てもらうのでイメージしやすいでしょう。

そのリスクを把握し、
対処法を話すことがこの検査の意味になります。

2つ目は口の中に浮遊するムシバ菌があるか?
この判定で、多ければ虫歯が多発しやすい口内環境であると
把握することができます。

どちらも簡易検査で、完璧というわけではないのですが、
歯を残すためのリスク把握の目安にはなります。

こういう早い時期から、対策を考えておくことが、
末永く歯を残すためには最善なんです。

受診資格のある方は、
早めに申し込みだけでもなされることをおすすめします。
現時点では今回のみで終了予定ですので、
最後のチャンスになっちゃうかもしれませんので。


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posted by あっぷるいーと いんちょう at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | クリニック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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