2013年10月07日

シリーズ・歯を残すには・@プロローグ

さて、今日からは歯を残すためにどうすべきか?
という命題についてシリーズで述べましょう。

いまにも抜け落ちそうな歯を、
1年でも長く残すことに、どんな意義があるでしょうか?


1つ言えることは、
悪くなった原因を残したまま、保存することはできない!
ということ。

歯は、このブログの副題にもあるように、
200年維持できても良いはずです。
それが出来ない理由は、
「感染」「過重負担」「生体バランスの悪化」「外傷」
が主になってきます。


歯が抜ける要因は、
草木が枯れる原因に似ているのですが、

@アブラムシをはじめとした虫によって、
 草木が直接、枯らせられるという事もあれば、
 (虫歯で歯に穴が開く)

A土の状態が悪く、
 硬くなって、栄養分もなければ、水もしみ込まない、
 なんて状態で、枯れてしまうものも。
 (歯周病で歯が抜ける & 生体バランスの悪化)

B土砂崩れで根っこが見えて、木が傾き、自重で倒れる
 (咬合圧・食いしばりなども含む過重負担)

C自動車事故など、ぶつけられて折れる。
 (転倒などの外傷で歯が抜ける)

似たような状態でしょ?
そんな原因をどう排除できるかで、長持ちが変化します。


歯がダメになるか、骨がダメになるか、両方ダメか、
それは感染以外の3つの要因(外傷は例外かもしれませんが)
も複雑に絡んでくることです。
原因がたった1つという人は滅多にいません。


前々回のブログで、(休日診療で多く診た話)
簡単に「外傷」のことに触れていますので
残り3つをシリーズ化して順番にアップしてみますね。


まず・・・
「感染」
は、言わずもがな、「虫歯」「歯周病」が最大要因。

細菌の出す酸や毒素・汚染された血液の腐敗によって
汚染範囲が拡大し、歯や歯槽骨を溶かす。


感染・・・たぶん、
このブログの読者になってくれている人たちは、
虫歯や歯周病のプロセスなんて、
いくつでもネット上に転がっているため、
何度か読んだことがあるでしょうから、
カットして、その先の話から始めちゃいます。


・・・でも、これだけは・・・

「歯磨きが悪い」という事は要因の中で
最も大きい比重をしめます。

「口内細菌を抗生物質で殺してみたら肺炎が増えた」
というように、口内環境には
生体防御に必要な善玉菌もいます。

なので、ブラッシングが最も有効なのですが、
それと同様に有効なのが、唾液(ツバ)です。

食べながら洗い落す力。

歯を削る機械が、水を出しながら行う理由は、
熱の抑制と切削片(削りカス)の除去。
カスが詰まると削れなくなるので、洗いながら削るんです。
口腔内も、唾液によって食べながら洗い落とします。

ドライマウスと言えば漢字で口腔乾燥症と書きますが、
実際は、
・糸を引く程ネバネバ
・飴玉をほっぺたの内側に付けておくとすぐシワシワになる
などの口内環境もドライマウス症状です。

感染によってツバが出にくくなる事も多いし、
「過重負担」「生体バランスの悪化」によって
出にくくなることも多い。
ツバが出る口内環境を作りましょう。
それが感染しにくい口内環境になります。
また後のシリーズ中にも書くことになるでしょうから、
そのときに。


それでは本題。

感染は、初期段階では、
生体防御反応として「炎症」(えんしょう)を起こします。
簡単に説明するときに、こう言います。
「血でバイ菌を洗い流して、外に押し出そうとする反応」

だから、歯を磨いて血が出る時、
血が出たから止そう・・・ではなく、
「血が出たから、もっと血を出さなきゃ」が正解!
と伝えます。

ハブラシで切れるハグキなんてまずありません。
(ボディータオルで身体を洗うと
 ミミズバレを起こす人などは注意が必要ですが・・・)

紫斑病・出血素因の病気を患う方以外であれば、
ハブラシで歯茎から血が出れば歯周疾患。
もっとも・・・
磨けてないから血が出ない人の方が多いですけど。


歯石落とし(スケーリング)は、感染場所の除去。
初めにハグキを「触ると痛い」と感じるところは
90%以上の確率で炎症が起こっています。
だから、歯石を取りきった後、同じように触っても
「触った痛みは感じない」んです。
ちなみに、
10%は、歯や歯根まで感染され汚染してしまっているもの。
これは、虫歯治療も対象です。

悪化するほど、骨の奥深くで膿(ウミ)が繁殖します。
痛みもない状態で悪化するほうが断然多い!


ひどく悪化した状態では、虫歯も歯周病も手術が必要に!

その理由を今回のブログで書きたかったのだぁ・・・
・・・・・が・・・・・

前置きが長すぎてゴチャゴチャするので、次回。


・・・うーん。このテーマ。
言うべきことが多すぎて、多すぎて、多すぎて。


最近、このブログを見て来院してくれる人が大勢いるので、
ちゃんとしたものが書きたいのだが、
肖像権の関係もあり、
院内で出来る説明と同じにはなかなか書けないから。

最近、来院してくた人には、問診表記入時に
アンケートとして、レントゲンや写真を使ってもいいか
お訊ねしてます。
匿名ですので、出来れば許可にまるをください。

そんなOKをくださった人の写真を使って、
次回、感染の話を何とかまとめてみる努力をしましょう。



カラフルあっぷるいーと3.JPG








posted by あっぷるいーと いんちょう at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 口腔ケアの大切さ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/376790638

この記事へのトラックバック