2011年09月08日

歯が溶ける…日常に潜む【酸】&無駄話

8月も終わろうかという頃、
あっぷるいーと吉祥寺歯科のホームページを見てくださったということで、
某テレビ局の朝の情報番組で使うコメント取材をさせてほしいという依頼がきました。

どうやら熱中症対策として炭酸水を飲むことに対して、
炭酸は飲みっぱなしにすると歯が溶けてしまうこともあるんですって、
話してほしいようなのだけれども・・・

電話もらった日の診療後に取材して、翌朝にはオンエアするなんて話じゃ、
即答できませんでした。

写真やデータの準備やコメント内容。
診療もあるのに半日以下の数時間じゃ無理です。
取材先は、ウチじゃなくてもいいでしょう?
講演会などになれている先生がいるでしょうし、
臨床畑一筋だった私が無理することはないと思い、お断りしちゃいました。

オンエアを見ていないので、どうなったのかは知らないですが、
一夏の思いで代わりに、受けてもおもしろかったかなぁ?


今年は暑かったため、かなり炭酸系飲料が売れ行き好調だったという。
そんなブームへの警鐘を歯科的な立場から・・・?

どちらかというと完璧主義者な自分です。
やるならばしっかりとしたものを作りたい。


歯が溶ける酸ーアルカリ度(臨界Ph・りんかいぺーはー)を提示し
(できれば強酸に歯をつけておいた場合の状態変化を映像で見せ)、

食事をするだけでもお口の中の酸性度が高まり、
歯は溶けている(歯のカルシウムが溶けだしてしまう)ことを
実際の実験(食事前・中・後の唾液の変化を計測)とともにグラフで示し、

唾液によって時間をかけて再石灰化するために、
歯は小さくならないですんでいる(新たに唾液からカルシウムが補われ歯が元の状態を維持している)という話をした上で、

たとえばシンナーを吸い続けた人の歯の写真などを見せて、
酸蝕症とはこんなにも悪くなってしまうと言うことを提示しつつ、

一般的によく見られる状態の例として、
歯の着色(ステイン)が見られる部分が「くぼんでいる」人は、
磨くだけでは着色が落ちなかったりする原因として、
酸で歯が溶けているのかもしれませんよと注意を促し、

ビールやコーラなどの炭酸系飲料が、
気の抜けた24時間放置後であってもPh(ぺーはー・酸性度)は変化しないと言うことを見せ、

特に夏場の暑い日は、汗などの水分蒸発が多いことから唾液量も減りやすく、
再石灰化レベルも低下しやすいことを伝えるとともに、

特に通常、誰も唾液量が減少してしまう睡眠時(虫歯などが悪化しやすい時間帯でもある)、
寝苦しいからと水の代わりに飲みかけのビールを流し込んでしまう人などは、
お口の中の酸性度が中和されにくいにもかかわらず悪化させてしまっているのだという事実を話し、

炭酸を飲むなと言うのではなく、飲んでいいからせめて水ウガイくらいはしましょう、
できれば歯を磨いてほしいし、飲むタイミングも考えましょう。
なんていう具体的な注意を促す。

という流れがわかりやすいのでは?
まぁ、ホームページで書いていることの、具体版ってだけですが。


このすべての資料を院内で見せることはできても、文献などの写真を拝借しているわけで・・・
著作権問題も絡む「公の場」・・・公共放送ましてや全国ネットで、
見せることは私の一存でできることでもないし、
一般の視聴者にわかりやすく見せるためには、
歯が溶けているところなどの具体的な映像を見せたいわけで、
その撮影にも日数がかかることでしょう。

半端なものなら、やらん!
という思いもありつつ、診療後じゃ汗だくになっているわけで・・・、
治療時でも夏場は3〜4回ぐらいはシャツや白衣を着替えているものの、
テレビに映るならシャワーも浴びたいし、髪乾かす間もないし、
治療なんかでも、万端の準備ができているからこその自信と確信でお話できるのに、
半端な準備状態じゃ、自分でも不安に感じちゃうので、
むやみに視聴者を脅すだけになりそうで・・・。
また、そんな編集もされたくないし。

ただでさえ、国営放送に出演した先生ですら、「勝手に編集されちゃったんだよぉ」と
同業者を前に弁解しながらも、テレビ出演をやめない人なんかを何度も目の当たりにしているわけで・・・

そんな馬鹿げた有名ドクターと同じにはなりたくないし。
(別にテレビ出演されている医師や歯科医師がすべてそんな方ではないですよ。
本当にすごい方はいっぱいいます。
たまに実力のない方もいるってだけ・・・(笑)・・・って笑えないわなぁ)

まぁ、数分間の電話でしたが、いろんな考えが頭を巡り、
「資料や、コメント内容もこちらで準備しますので、先生に手直ししてもらって、
お話頂くってのではどうでしょう」
という一言で、「あぁ、断ろう」って決意しちゃったんですけど。


恋愛感とかでもそうなんですが、誰でもイイってんなら選んでくれなくていい!
めちゃくちゃかわいくてタイプな子に言い寄られても、
自分がちゃんと恋愛したいなって思っているときで、
相手に本気さを感じられないって思っちゃったなら、ごめんなさいってしちゃうんです。
(友人に話すとブーイングの嵐だし、
自分でも後々もったいねぇ〜バカだぁ〜って思うんですが・・・)

逆にちゃんと見ようとしてくれている娘がいれば、どんな人でも好意を持っちゃう。
だからちゃんと聞いてくれる患者さんであれば、どんなに忙しくっても、しっかりお話してあげたいって思う。


基本的に甘いだけの話に乗るタイプじゃないんです。
(チャライってわけではないんでしょうが、そんな部類の人間に見られることがあったりなかったりで・・・)

熱意や本気度、真剣さなんかを感じる人には、全力を尽くしてあげたいって思う。
だから、本気で仕事をしているなって感じる人は大好きで、
そんな業者の人と知り合えたら、長くつきあいたいって思えるし、
しっかり口腔ケアに取り組もうって患者さんに出会えれば、できるかぎりの情報を教えてあげたいし、
治療もケアも万全のサポートで支えてあげたいって思えるわけで。


まぁ、私の歯科医師としての原動力はそこにあるんだ。
信頼してくれている人たちがいるからこそ、進化をやめようとはしないし、
誠実に期待に応えられるだけの準備(知識や技術力や様々な向上)をし続けられる。

プライドなんていう、お堅いもんじゃないんですが、
仕事を介して他人とふれ合うとき、たとえば外食チェーンやIT系なんかと違い、
もっと密接なんです。
ベッド数が100床を越えるような大病院ではなく、個人病院であるが故の距離感。

そんな距離で受ける信頼って、ものすごいんです。
自分のありとあらゆるものすべてをつぎ込みたくなるほどの、充実感というか、
この仕事に対する感謝というか・・・

それを知っちゃったからこその、半端なもんならいらないっていう気持ち。
大切なものをいたわり慈しみ守り、そのためにガンバることの、最高!っていう感情と、
苦に感じないエネルギー。


基本的に広告でもなんでも、ガンバっている人、真剣な人、心から楽しんでいる人、
本当に仕事のできる人、私やあっぷるいーとだから連絡したいと思ってくれた人、
などと感じる方のお話なら聞きます。
(ウワベだけの人ならわかるよ!バカじゃないの!って人が多いんですが・・・)
ムカつくだけの電話をかけてくる業者もいます。
ウワベだけホームページやこのブログを読んで、それをネタに電話をかけてくるタイプも多い。

人を見る目ってある方だと思いますよ、私。
だから最高っていってもイイんじゃないかってスタッフと和気あいあい&真剣になれるわけで。
昨日も広告関連の方と話していて、
「いろいろなクリニックにお邪魔しますけど、仲良いところもありますけど、先生のところは別格ですね」
なんてお世辞もあるんでしょうが言っていただけたわけで。

私が考えていたクリニック造りに本当に必要なスタッフたちなわけで、
患者さんのために、受け入れられる準備をするために必要と考えていた方向性なわけで。
たった1回の面接で選べた眼力をなめんなよ・・・ふざけた売りこみをしてくる業者ども!
って言いたくなる電話も・・・

なんか脱線しまくりました。
けして今回のテレビ出演を依頼してきた方に言っているわけではないんです。
どちらかというとやり手だなって感じたタイプでしたし。
ネット広告関連で電話してくる、特に対応の馬鹿な人に向けた罵倒なわけで。
是非とも今後は、そんな電話にウチのスタッフがわずらわされなくなることを願いたいねぇ。


オープンして9ヶ月目になりますが、雑誌、ラジオ、テレビまで取材依頼が舞い込んできてしまったわけです。
99%お断りする結果になってしまいましたが。


吉祥寺に来たせいなのか、墨田区にいたときじゃ考えられない話ばかり舞い込んできます。
対談や本の執筆、今回は全国放送のテレビ。
やっていることや言っていることなんて、今までとほとんど変わっていないのに、
環境が違うと、こうも周囲の反応が違うのでしょうかねぇ。


今日のブログは支離滅裂ですな。
なんか眠れなくて書き始めたらキレイな朝焼け。
こんな日もあるってことでお許しを。

今日は往診日で大変なのに寝なきゃまずいわ!
写真が少ねー&文字が多過ぎーって友達に突っ込まれまくりなので、
たまにはそんな朝焼けもアップしてみましょ。


CIMG1228-2.jpg

いまいち綺麗さが伝わんなさそうな写真ですね。

では3〜4時間ほどしかなくなっちゃいましたがおやすみなさい。


カラフルあっぷるいーと3.JPG


posted by あっぷるいーと いんちょう at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯・虫歯に類する話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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