2010年10月04日

妊婦さんのお口の中

妊娠中の場合、様々な体内環境の変化が起こるため、口内環境も変化しやすい時期です。

そこで今回は、いくつか覚えておいてほしいポイントをブログにしました。


◎ たまに聞かれる質問に「妊娠中は歯が弱くなるのですか?」というものがあります。

妊娠中は『赤ちゃんが栄養をとるからお母さんの歯が弱くなる』ということは、ありません!

しかし、

•ホルモンバランスが崩れることで唾液が酸性になり、むし歯を中和する働きが弱くなる。
•酸っぱい食品を好むようになり、お口の中が酸性に傾く。
•つわりで一度に食べられず、小分けして食事する為、お口の中が汚れている時間が長い。
•歯ブラシを口に入れると、つわりで気持ち悪くなりやすく、きちんと磨くことができない。  

など、虫歯が繁殖しやすい条件が増えてしまうため、妊婦さんの歯はもろいと思われてしまいます。
また、これらの条件は、どんな人でも虫歯になりやすくします。


◎ もう1つの注意点として。

特に妊婦さんの場合、中・重度の歯周病にかかっている妊婦さんは、
早産(体重2500グラム以下の低体重児出産)となる危険性が健全な人と比べ、
7.5倍も高い!といわれます。
 
炎症によってできる物質に子宮を収縮させる働きがあり、早産につながるそうです。
生まれてくるお子さんのためにも、ご自身のためにもしっかりと予防を行いましょう!


◎ 妊婦さんの場合

妊娠5〜8ヶ月ころの安定期では、心配なく歯科治療が受けられる時期でもあります。

1本程度の局所麻酔であれば胎児に影響することもありません。
X線(レントゲン)も、医科で使う量よりも圧倒的に線量が少なく、撮影の向きも顔であるため、
防護服を着用すれば、赤ちゃんに届くことはないです。
(特に近年ではデジタル化しているクリニックも多いので、さらに線量が少なく安心になっています。あっぷるいーと吉祥寺歯科のデジタルパノラマや、CTはその中でも最小の線量です。)

もっとも、よほどひどい状態の妊婦さんでなければ、注射することも、レントゲンを撮ることもないでしょう。

ただ、虫歯になりやすい条件が増える時期、
歯周病状態が胎児に影響を与えてしまうかもしれない時期、
であることは事実ですから、
この安定期の間に、1度は歯科クリニックに来院され、
検査だけ、もしくは一緒に口内衛生を受けられることをお勧めしています。

AN190_L.jpg

すべての妊婦さんに、幸あれと願います。

カラフルあっぷるいーと3.JPG

posted by あっぷるいーと いんちょう at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 女性の歯科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/164664824

この記事へのトラックバック