2015年08月01日

2015年8月の予定&脱水

2015年8月の予定

 3日(月曜日);19時30分終了
12日(水曜日)〜16日(日曜日);お盆休み
18日(火曜日);19時30分終了

今回のお盆休みの休日診療担当は
把握していませんので
必要な方は、市報などでご確認ください。

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暑い日が続きます。
皆様は体調を崩したりしていませんか?

どうしてもこんな陽気だと
ブログで書いたほうがいいかなぁ
という内容が「脱水」です。
何度か書いたとは思いますが、
ちょっと違うアプローチで再確認しましょう。

男性・女性・高齢者・小児
それぞれのリスクがあります。
特に生活環境においてのリスクは
気付いていないから忍び寄っている
ということがあるので、
書いてみましょうね。

@ 水分摂取不足。

−1 以前も書きましたが、特に高齢者。
外出中におしっこに行きたくなっても、
トイレに急ぐことも難しいので、出来るだけ
行かなくて済むように、水分を取らない。
なんていう方が意外と多い。

−2 意外かもしれませんが、特に女性+高齢者。
低炭水化物ダイエット、糖質制限ダイエット中の人。
炭水化物は水分と結合します。
なのでこのダイエットをすると、体内の水分量が減るので
見かけ上すぐに体重が落ちます。

イメージとしては、
お米を水で炊くからふっくらしたご飯になる。
ご飯を食べることで、その水分も摂取しているわけです。
その水分が足りなくなっている状態です。

ただ脂肪としては、基礎代謝が落ちているので
消費されにくく、筋肉量が低下してしまいやすいので、
体脂肪率は効果が見られないこともあります。
もちろん一時的なダイエットなら
大事にはならないですし、
運動を併用していれば、そういうことは起こりませんが
運動をしないで体重を落としたい方ほど、
脱水状態になっていることも。

内科で体重を落とせといわれている高齢者は多いですが、
食べないことでのダイエット法ほど注意が必要です。

仕事が忙しく食事を取れない人も同じことなので、
水分補給は忘れずに。

−3 健康意識の高い人。
軽い運動しかしていないからと、水分を取らない場合。
汗の量が少ないからと思ってしまいがちの人は注意。
運動の前後で体重が、
0.1kg減るごとに120mlの水分補給が必要といわれます。
思っている以上に水分は変化しています。


A 水分排出過多。

逆にどんどん水分が出て行ってしまうこともあります。

−1 処方薬やサプリメントを飲んでいる人。
最も多い副作用は、血圧を下げるものの利尿作用。 
いろいろな薬やサプリを併用している人ほど、
この利尿作用(おしっこを増やす)が
増大していることがあります。

−2 特に社会人やお酒の好きな人。
飲酒は、体内に水分を蓄えようとする
ホルモンの働きを抑制し、
膀胱へ尿が溜まるのを促進します。
飲んだ分の水分より、
排出する水分量のほうが多くなってしまいます。
これは体中の細胞から水分が搾り出されてしまうからです。

−3 ハイキングや登山が趣味の人や、
   これらに旅行予定のある人。
人体は高地に適応するため、呼吸数を上げます。
つまり、呼気とともに体内の水分を排泄する回数が
増えているということ。
避暑感覚や軽い運動と思っていても、油断すると、
脱水になりやすいので注意しましょう。

−4 女性。
月経時期には多目の水分補給を。
女性ホルモン自体が体内の水分量に影響を与えます。
PMS(月経前症候群・生理前に起こるイライラなど全て含む不快状態)
が起こることは
女性ホルモンの急激な変動が関与するといわれています。

また妊娠や出産に関連しても、脱水になりやすいので注意しましょう。

妊娠中は、血液量・心拍出量ともに増加します。
つまり血液量を保つために、
それだけ多目の水分が必要ということ。
「つわり」で嘔吐するようだと、水分も失われます。
胎児のためにも多目の水分補給を。

出産後も、母乳をあげる場合は、
やはり水分を失っていきますので、注意しましょう。

−5 ストレスを引きずっている人。
ストレスが続きすぎると、副腎という部分が弱ってきます。
そこから出る体内の水分と電解質をコントロールするホルモン
の分泌も低下して、脱水状態を助長します。


 「暑いから汗が出る」以外にも多い脱水の原因。
細かいことを書けばもっとあります。

歯科に関しても、ドライマウスを増悪させ、
虫歯や歯周病になりやすくさせてしまう脱水。
ひどいと口腔内にカビがはえてしまうこともあります。
そうなると息を吸い込んだだけでヒリヒリする、
といって来院してくる人もいますし、
無症状で気付かない人もいます。


ちなみに人は「何もしなくても」
成人男性で、毎日2.3リットルの水が出ていきます。
(皮膚から蒸散する1リットル+尿など1.3リットル)
食べ物中の水分や、飲み物で補う必要があります。

それが、
水は毎日2リットル前後飲みましょう
と言われる理由です。

先ほど述べた理由のように、
アルコールでの水分補給は不可です。
実際に水分補給と称しアルコールだけを飲んで
お亡くなりになられた方を知っています。

人体の60%は水です。
そのうち、わずか「1.5%」の水分を失うと
脱水症状が始まります。
体重50kgで考えると、450ml程度の水分喪失で
脱水が始まると言えます。

8時間のデスクワークで失う水分量は480ml。
40℃のお湯に10分間入浴すると500ml。
睡眠でも350mlは水分を失っています。
ましてや、夏の陽気にあてられれば・・・

水分摂取量を
細かく摂取量を計算したいならば、
体重によって計算します。

体重1sあたり
幼児;100〜120ml
子供; 50〜100ml
成人; 50ml
老人; 40ml
で計算します。

たとえば
50kgの成人(50ml)=2500ml=2.5リットル。
このうち
栄養バランスを考えた食事(炭水化物・味噌汁なども含めた食事)
を3食きっちり食べているならば、約1.5リットルの水分が含まれる
と言われますから、水分補給は最低1リットル補給すれば済みます。

もう一度言います。
ちゃんと食べている50kgの成人が
生命の危機を回避できる最低の水分補給量が1リットルです。

ズボンがきつくなったからと、
日頃から食事量を減らし、
健康維持のためにと、軽い運動をし、
暑いというのに、そんなに汗もかいていないし
喉も乾いていないからと、
そのまま帰路に電車とバスに乗り、
水分補給すらおろそかにした結果、
夜中になって救急車騒ぎ。
脱水と判断され、点滴1本、数時間後には回復。
ただし、深夜病院は会計が困る。
1万預けて、帰宅。
翌日も会計のためだけにその病院へ。
実際にあったホントの話です。
ついこの間、聞きました。

汗や喉の渇きを感じない時点で、
すでに脱水症状が始まっていて、
体温調節機能もバカになっていたのかもしれませんが
生きていたから良いものの、
一歩間違っていたら死んでいたかもしれません。

知っている人だっただけに、
無事でよかったけども・・・

脱水だけでなく、夏特有の事故や事件もあります。
気を付けてください。

夏本番の8月です。
体調に気をつけて、元気に乗り越えましょう。

カラフルあっぷるいーと3.JPG





posted by あっぷるいーと いんちょう at 03:43| Comment(0) | TrackBack(0) | クリニック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする